6月のある日の下校中
ポツポツポツ・・・ザー
かすみ「え〜?なんで〜?
天気予報は晴れだって
言ってたのに〜」
俺「通り雨かな。朝は晴れてたから傘は
持ってないな」
かすみ「え〜!?傘、持ってないの?」
俺「俺も天気予報を信じたから。
どうする?走って帰るか?
だいぶ歩いたから
走ればあと5分くらいだぞ」
かすみ「え〜?走るの〜?」
俺「歩いて風邪引くよりマシだろ。
ほら、行くぞ!」
かすみ「ちょ、ちょっと〜、待って〜」
俺とかすみの家の前
俺「ふうー、到着。
家が向かい同士だから
途中別れないで良かったな」
かすみ「ふう〜、やっと着いた。
もう〜!服がびしょびしょ!」
俺「ははは、まあ無事着いたし
良いじゃん。をあっためる
ちゃんと服を乾かして、
あったかくしろよ。じゃあな」
かすみ「ふん、あなたに言われなくても
わかってますよ〜だ!じゃあね」
俺「おう」
俺、家に入って制服を乾かして、
風呂に入り、部屋着に着替えて
お茶を飲んでいた
俺「ふう。」
ああ、きらり輝く未来にきゅんとしたなあ
(俺の着信音)
俺「ん?電話か・・・かすみ?」
なんだかんだね、ガチャ
俺「もしもし」
かすみ「グズ、た、たずけて」
俺「は?ど、どうした?何があった?」
かすみ「家に・・・ヒグ、あいれない」
俺「家に入れない!?で、
お前今、どこにいるんだよ!」
かすみ「グス、家の、前」
俺「家の前だな?じゃあ俺ん家に
入ってくれ!」
かすみ「ゔん」
ガチャ
かすみ「お、おじゃまします」
俺「うわ、すげーびしょびしょじゃん。
今、タオル持ってくるよ」
かすみ「ありがとう」
俺「(なんかすげー素直だな。
いつもなら一言文句くらい
言うのに。
いつもあんま意識しないように
してたけど、やっぱこいつ
結構かわい・・・///」
かすみ「クシュん!」
俺「あ、あー悪い、すぐ持ってくる」
俺「ほら、タオル」
かすみ「うん・・・へ、ヘクチュ!」
俺「やっぱりタオルで拭くだけじゃ
だめか。かすみ、風呂入るか?」
かすみ「え?///い、いや、良いよ」
俺「いや、入ったほうが良い。
このままだと風邪引くぞ。
風邪引いたら
スクールアイドル活動も
できなくなるからな」
かすみ「で、でも一緒に入るのは
幼馴染でも・・・///」
俺「は?///お、俺はもう入ったから
かすみが一人で入るんだよ」
かすみ「あ、そ、そうなの///」
俺「あ、当たり前だろ///」
かすみ「じゃ、じゃあ
入らせてもらおうかな///」
俺「あ、ああ///」
俺「かすみ〜準備できたぞ〜」
かすみ「う、うん。ありがとう///」
俺「濡れた服と下着は乾燥機に
かけておいてくれ」
かすみ「う、うん///」
俺「ドアの前に俺の服だけど着替え
置いとくから、風呂から上がったら
着てくれ」
かすみ「わ、わかった///」
俺「(さっきからかすみの顔が赤いな。
風邪ならやばいな)
じゃあゆっくりしてくれ」
かすみ「あ、ありがとう///」
俺「おう(そうだ、かすみの分の
お茶でも用意しとくか)」
キッチン
俺「(かすみとは幼馴染だから昔から
一緒にいるけど、ああいうふうに
泣いてるところは久しぶりに
見たな。2.3年くらいか?
こんなこと思っちゃだめ
なんだろうけどあいつの泣き顔、
めっちゃ可愛いかったな///)」
部屋
俺「おし、うまいお茶ができたな。
かすみも、もう少しで
上がる頃かな」
かすみ「は、入っていい?」
俺「いいぞ、入れよ」
ガチャ
俺「は?お、お前なんでバスタオル
巻いてるだけなんだよ!///」
かすみ「だ、だってあなたに用意して
もらった服、大きくてずれるん
だもん///」
俺「ず、ずれるくらい良いだろ!///」
かすみ「そうじゃないの!かすみんは
今下着つけてないから!
その・・・
み、見えちゃうでしょ!///」
俺「(つけてない・・・てことは、
今かすみはノーブラ、ノーパン
ってことだよな///)」
かすみ「ちょ、何赤くなってるの?
恥ずかしいのはかすみん
なんだからね!///」
俺「あ、ああ悪い。じゃ、じゃあ
代わりの着替え用意しとくから、
少し廊下に出てくれ///」
かすみ「わかった。もうジャージとか
出さないでよね!///」
俺「(つっても何にすれば良いんだ?
女子が着るような服なんて
持ってないし、無難なジャージも
でかいしな・・・お、
これなんてどうだ?)
かすみー、あったぞー」
かすみ「で?どんな服なの?」
俺「ああ、下はでかいのしかないから
諦めた」
かすみ「はあ?」
俺「でも、下も隠せるくらい大きいぞ。
なにより、女のかすみが着ても
違和感がない!」
かすみ「(私のこと、ちゃんと女の子として
見てくれてるんだ///)わかった、
じゃあ着替えるからそれ、頂戴」
俺「ああ」
ガチャ
俺「!ほ、ほらよ///」
かすみ「ん、ありがと。・・・ちょっと!
赤くならないでって
言ったでしょ!///」
バタン!
俺「わ、悪い///」
ファサ、スッスッ
俺「(う、かすみがドアの向こうで
着替えてる///だめだ!考えるな!
かすみはお前にとって
ただの幼馴染だろ!///」
ガツ!ゴクゴク・・・
俺「ふう(少し落ち着いたな。
サンキューお茶)」
ガチャ
かすみ「お待たせ///」
俺「お、着替え終わ・・・///」
かすみ「たしかにダボダボのジャージよりは
いいけど、裸Yシャツは・・・///」
俺「(くそ、また緊張してきた。確かに
Yシャツを選びはしたが、
こんなに可愛く、そして、
その・・・ エ、エロく
なるとは///)」
かすみ「・・・///」
俺「・・・そ、そうだ。お茶を
用意したんだ。か、かすみも
飲めよ///」
かすみ 「あ、ありがとう・・・///」
ゴクゴク
かすみ・俺「・・・(き、気まずい)」
俺「(くそ、お茶がもうない。ドキドキが
抑えられない。・・・にしても、
かすみもいつの間にか女子高生か。
昔より、随分と可愛くなったよな。
全体的に細いけど、Yシャツから
出た太ももは丁度よく、
健康的な肉付きで、かすかに
膨らんでる胸。たまに見かける
朝香先輩やエマ・ヴェルディ先輩
ほどではないけど。でも、こんな
格好だから改めて女だって
意識させられる・・・何を
考えてるんだ!俺は!///)」
かすみ「(う、お茶がもうなくなっちゃった。
でも、お茶、おいしかったなぁ。
こんなにおいしいお茶を淹れれる
ようになってたとはね。
いつの間にか〇〇も高校生か。
背もあんなに伸びて・・・
昔は私よりも小ちゃかったのに、
今じゃ果林先輩くらい
大きいもんね。
それに結構筋肉もついてる。
この前しず子がお姫様抱っこに
憧れるなんて言ってたけど・・・
私をお姫様抱っこ、
できるのかな・・・って!
何考えてるのよ!私!///)」
俺「な、なあかすみ」
かすみ「な、何?」
俺「かすみはさあ、俺に電話するまで
何してたの?」
かすみ「ああ、あなたに電話するまでは
ずっと家の鍵を探してたの」
俺「鍵?」
かすみ「うん、今日はパパは仕事で
ママは友達とお出かけしてるから、
帰ってきたら鍵を開けて
入りなさいって言われてたんだけど
・・・無くしちゃって」
俺「え?ずっとか!?30分くらい!?」
かすみ「う、うん」
俺「なんで最初から
言ってくれないんだよ!」
かすみ「だって、迷惑かけたく
なかったし・・・」
俺「馬鹿!お前のことを迷惑なんて
思うわけねえだろ!
幼馴染なんだから!」
かすみ「え?///」
俺「お前は少し黒いところはある。
それでも 俺は・・・お、
お前のことがずっと・・・
(やっべ!何言ってんだよ俺!///
これじゃ告白みてえじゃねえか)」
かすみ「う、うん?私のことが?///」
俺「・・・ちょ、ちょっとトイレ///」
ヅル
俺「うわっ?」
かすみ「え?ちょ、・・・キャ!」
ドサ!
俺「痛っ・・・ってごめんかすみ(うわ、
何やってんだよ!かすみを
押し倒しちまった///)」
かすみ「///(め、目の前に〇〇のか、顔が///
ど、どうしよう?心臓がすごく
ドキドキしてる。
聞かれてるかな)」
かすみ・俺「(ど、どきたいけど、
どきたくない///)」
俺「く、くそ!が、我慢できない///
ごめん!かすみ!」
かすみ「わ、私も///無理!」
かすみ・俺「(唇まで、あと、
あと少し・・・///)」
ガチャ!
俺母「ちょっと!ただいまって
言ってんのに何で
返してくれないの!」
かすみ母「かすみちゃん、いる〜?」
俺「あ、か、母さん」
かすみ「マ、ママ?何で?」
かすみ母「雨がすごい降ったでしょ?
だから陽菜さんと一緒に急いで
帰ってきたの。で、鍵が
閉まってて、陽菜さんのおうちに
かすみちゃんの靴があったから、
もしかして〇〇君の部屋に
いるのかなって思ったから」
俺母「で、一緒に入ったら、まさか
二人がこんなこと
してたとはねぇ〜?」
かすみ母「ほんとにねぇ〜。最近の子は
早いってよく聞くけど、
まさか二人がね〜」
俺母「まあ、かすみちゃんとは幼馴染
だからねぇ〜。ずっと
かすみちゃんのこと好きだった
もんね〜」
俺「はあ?ち、ちげえし!/// 」
かすみ母「あら、そうなの?かすみちゃんは
小学生の頃からずっと
好きだったのよ?毎日毎日
きみの話ばっかり。まあ、
高校生になった今も
なんだけどね」
かすみ「ちょ、ちょっと!ママ〜///」
俺母「あら、じゃあずっと
両思いだったの?いいわね〜!
青春ね〜」
かすみ母「じゃあ私達おばさんはそろそろ
出て行こうかしら。陽菜さん、
うちに来ない?これからのこと、
いろいろ話しましょう?」
俺母「ええ、そうさせてもらうわ。
じゃあ、続きをごゆっくり〜。
かすみちゃんもね〜」
かすみ「いや、おばさん///」
俺「おい、母さん///違うんだって!
話をちゃんと聞いてくれ〜!」
終わり
