そんなつもりはなかった。
思いを告げるときは、きちんと言いたいと思っていた。
なのに、つい言ってしまった。
仲のいい友人同士が付き合い始めた話を聞いたばっかりに
「誰も自分とは付き合おうなんて思わない」
なんて発言を聞いてしまったばかりに・・・
つい「自分は好きだよ」なんて。
恋心の告白なんて思われないかもしれない。
慰めのようにほろりと出た言葉と思われたかもしれない。
一瞬びっくりしたような目になって
「サンキュ」って笑った姿が、そうみえた。
でも、ちがうんだ。
ちがうんだ。
アナタノコトガスキ。
ナツノハジメコロカラ友人トシテデハナク
恋愛シタイ相手ト思ッテ見テイマシタ。
きちんと、時間を作って言うつもりだったのに。
友達の好きじゃないんだ。
人間としての好きよりも強いんだ。
あー!!
衝動的に言ってしまった自分に腹が立つ!
いい!たとえ振られることになってもかまわない!
そう思ってメールを打った。
「あなたが好きというのは本気です。
明日、会いたいです」
送信!したあとに気づいた。
衝動的告白・・・しちゃった。
もう、友達の距離感でもいられないかもしれない・・・・。
ああ。
意識せずに清水の舞台に上って、蝋の羽で飛び出した気分。
もうなんでもいい、返事速く来い。