「見ざる」
「言わざる」
「聞かざる」
三匹の猿で三猿(さんえん)
と呼ばれています。
皆さんも、ご存じだと思います。
このモチーフは、古代エジプトにも見られており
今日まで、世界中で知れ渡っています。
インドのマハトマ・ガンディーも
「悪を見るな・悪を聞くな・悪を言うな」
と教えたとされています。
もう一匹猿が居ないのですが
皆さんは、わかりましたか?
※孔子の教えでは
「しない」と言う猿がいて
猿が股間を押さえているものがありますが
今回の、足りない猿はその猿ではありません。
足りない猿は
「思わざる」です。
不完全なものを
見ない・言わない・聞かない・思わない。
人は何かと、他人の弱点を見つけては
それを批判して言ってみたり
ののしってみたりし易いのです。
また、誰かが他の人の悪口を言っているのを
真に受けて聞き入れていたりしませんか?
あなたが、愛に基づいた
完全な意識状態であるならば
悪は見ない・言わない・聞かない・思わないのです。
他人の良くないところは、特に気がつき易いのですが(笑)
逆に自分の悪いところは気づきにくいですよね。
その他人のよろしくない部分は
過去の自分の姿でもあり
実は、今のあなたの意識を更に高める
絶好のポイント。
進化が問われている場面なのです。
よく、あなたは試されているなんて聞きますが
原因の世界では、私たちを試すだなんて事はありません。
日々、問われているのです。
その進化が問われている大切な場面に於いて
皆さんは、どうしても他人のよろしくない部分だけが
目についてしまい、一日中イライラしてみたり
お相手に対して攻撃的になったり
「やられたらやり返す!」
このような行動や言動に走ってしまっていませんか?
「なんで私だけがこんな思いしなくちゃいけないのよ!」
これでは、あなたの進化どころか
与えられた課題にさらに課題がつけ足されてしまい
上塗りしている様なものです。
エンドレスです。
よく、「お相手を赦しなさい。」
とか
「その感情を手放すのです。」
とか言いますが
このような時に、すんなり聞き入れてくれる方はなかなかいません。
なので、私はカウンセリングの中では
「どうか、受け流して下さい。」
「お相手の方がおかしてしまっている事に関しては
その方が自ら全て刈り取りますから・・・。」
「あなたが裁きを加える必要はないのです。」
「あなたが裁かなくても、天は見抜いていますから
どうかそこは天にお任せできませんか?」
と、お話ししています。
赦すとか手放すって言うと
「なんで私があの人を赦さないといけないのですか?」
ってなります。
そのようなことになりがちなのです。
お相手の学びとあなたの学びは共にあります。
これが人間関係です。
そのお相手は、確かにまだ未熟かも知れません。
あなたや他の人々に散々
迷惑をかけているかも知れません。
ただし、そのお相手の弱みに付け込んで
悪い所ばかりを見つけては
そこを悪く言ってみたり
他からの陰口や噂にのることは
あなたも同じ波長になってしまうのです。
ここで一気に、あなたの波動が下がります。
一見、お相手にもの凄い
本当にどうしようもない
非があるように見えても
そこにはあなたの身口意が問われていることを
どうか忘れないで欲しいと思います。
起きている問題やトラブルは他人のせいではなく
あなた自身の改善点なのです。
耐える・・・のではなく
あなたが建設的に変えていくのです。
時には、その方に直接に
注意を促さなければいけない場面もあると思います。
言わなければわからない人がいます。
言ってもわからない人もいますが・・・(笑)
この時に、あなたが
お相手を見下した態度で接したり
罵倒してやろうとした言動で伝えることなく
優しさとおもいやりで、あなたの今までの
想いを伝えることです。
※この詳細は、今後の記事で
UPして説明したいと思っています。
愛は完全、積極であり、常に建設的です。
その逆で、愛なき行為は
不完全であり、消極で、破壊的です。
それと、不完全を「思わざる」。
いくら行動や言動に気をつけて生活をしていても
不完全を思っていては、もともこもありません。
創造とは想念のことです。
「想念は実現の母」と、以前お話しましたが
実際に行動や言動に細心の注意を払っていても
悪想念を抱いたのであるならば
それは、その行為を起こしたのと一緒なのです。
この世的には、想念=思いは誰にも読み取られずに
安心なゾーンだと思われていますが
天は即、見抜いていますから。
行動や言動でこの世的な
罪をおかして謝罪する芸能人や
政治家は多いのですが
想念だけは、わからないので
謝罪も逮捕もないので厄介です(笑)
皆さん、今も昔も
悪想念、想いたい放題なのです。
想念は、創造です。
私たち、ひとりひとりが創造主なのです。
あなたが、お金のことをずっと心配していたり
人間関係のことで朝から頭を抱えていたり
はたまた、試験や職場の大切な場面などで
失敗したかのような不完全である
悪想念を抱くのであるならば
未来は、そのようになっていまいます。
だから、身口意が大切なのです。
今回は、話が長くなりましたが
三匹の猿にあともう一匹足りない猿は
「思わざる」でした。
翡翠
ハーモニーカウンセリング☆翡翠の杜
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