「わたしと小鳥と鈴と」
わたしが両手をひろげても
お空はちっとも飛べないが
飛べる小鳥はわたしのように
地面(じべた)を早くは走れない。
わたしがからだをゆすっても
きれいな音はでないけど
あの鳴る鈴はわたしのように
たくさんの歌は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それからわたし
みんなちがって、みんないい。
詩/金子みすず
今日は、金子みすずさんの
有名な詩の中の一つをご紹介します。
御存知の方も多いでしょう。
「みんなちがって、みんないい。」
素敵なフレーズです
私たちひとりひとりの存在には
とても素敵な個性があり
大きな存在価値があるものです。
とても大切な存在で
かけがえのないもの。
本来は皆が平等で
そこには、優劣はないのです。
それなのに、人と競ってみたり
すぐ自分と他を比較してしまったり
時には思いっきり嫉妬をしてみたり・・・。
みんながそれぞれの
パーソナリティを認め合い共感する。
そして互いに分かち合う精神を
持てるのであるならば
皆がもっと穏やかで優しい
本来の心に還れるのではないでしょうか?
私たちは繋がっていて
ひとつ(ワンネス)なのであるならば
共に認め合い、分かち合い
共に築きあげていくのが
本来私たちが歩むべき
真の姿なのではないかと思います。
翡翠