心のない人間 | 翡翠の小箱

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詐欺に遭いかけました。
遭いかけたというよりは、完全に騙されてお金を巻き上げられる前に救われました。

あなたのお人形を売ります。
あなたのために、販路を確保しました。
取引先は○○(有名セレクトショップ)ですので、あなたは会社設立をしなければ、取引が成立しません。

ですので、資本金○○○円を用意しなくてはならないのです。
あなたのお人形を沢山の人に見てもらうチャンスなんですよ。
こんなチャンスは、一生のうちに一回あるかないか。
時間がありません。
取引先の○○さんとの契約期日が迫っています。

詐欺師は本当に身近にいます。
創作という、私がすごく大切にしているところをつつかれ、あっという間に信用してしまいました。
危うく騙されてしまいそうになっていましたが、信頼している方々に助言され、目が覚めました。

本当に私の作品を気に入って下さった人が、私にお金を要求することはないのです。

私の好きな中島 みゆきさんの唄に、
「命の別名」というものがあります。

命につく名前を心とよぶ
名もなき君にも
名もなき僕にも

このフレーズが響きます。

騙す人に、心はありません。
心のない人は、命がない。
命がない人は、ひとではないのです。
生き物ではないのです。

もし、本当に販路が確保されていたのなら、私の好きな作家さん、仲良くしてくれている作家仲間と協力して、色々やっていきたいと夢がひろがって幸せでした。

詐欺に遭いかけて、今まで気づかなかった自分の願望にも出会いました。

私に、私の根底に、
皆と協力して幸せになりたいという気持ちがあったことを知りました。
我欲だけの人間ではなかった事、
私利私欲のためだけに生きていたわけではないんだと。

ちゃんと、私事の中に「愛」がありました。「心」がありました。






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