今日は西洋占星術で、太陽と月の話をします。
例えば表示されているホロスコープの人がいます。
ホロスコープにおいてネイタルの太陽は人生の中心軸や生きる喜びや生き様などの目的を表し、プログレスの月はその時の感情だったり、心の状態や成長課題を示します。
例のホロスコープ図の人の場合、ネイタル太陽が蠍座、現在のプログレスの月が水瓶座にあり、さらに両者がスクエアという緊張関係を形成しています。
一般的にスクエアは衝突や葛藤を表します。
蠍座は、物事の本質を深く探究し、目に見えない絆や信頼、伝統や継承を大切にします。
一方で、水瓶座は自由や改革、ネットワーク、未来志向を求め、新しい価値観や技術を積極的に取り入れようとします。
スクエアは葛藤を生み出しますが、それは決して悪いものではなく、「今までのやり方だけでは次の段階へ進めない」という成長のための刺激でもあります。
実際に現在、この神事役員の方は組織運営に関わっていますが、会議をZoomによるオンライン開催へ移行しようと試みています。
これはまさに蠍座太陽と水瓶座月の象徴的な出来事だと感じています。
神事や祭礼は古くから受け継がれてきた伝統であり、そこには人と人との信頼関係や目に見えない精神的なつながりが存在します。
これはまさに蠍座の世界です。
しかし一方で、時代は変化し、人々の生活環境も大きく変わっています。
遠方に住む人、高齢の人、仕事の都合で集まりにくい人も増えています。
そのような中でオンライン会議という仕組みを取り入れることは、風のエレメントらしい水瓶座の持つ「未来へ適応する力」の表れと言えるでしょう。
もちろん、「昔から対面でやってきた」「オンラインでは気持ちが伝わらない」「伝統が失われるのではないか」という声もあります。
しかし大切なのは形式ではなく本質です。
実際、役員や組織からもzoomを扱ったことがあるとして、ちょっと難しいけどやりましょうという、今のニーズに応えて受け入れるという、思わぬ事態に驚いています。
勿論実際に会議をした後の、とくに会議を必要としない人向けのオンライン開催という形式です。
昔は徒歩で伝えていた連絡が手紙になり、電話になり、FAXになり、メールになりました。
それでも祭りや神事に込められた祈りや精神は失われていません。
Zoomもまたその延長線上にあるだけで、本質を守りながら形を時代に合わせて変えていくことこそが、水瓶座の教える広める知恵なのだと思います。
蠍座太陽は「神火を守る神官」のような存在です。
対して水瓶座の月は、その火を未来へ運ぶ風のような存在です。
風がなければ火は広がらず、強すぎれば火は消えてしまいます。大切なのは火を守りながら次の世代へ運ぶことです。
今の私は、伝統や神事という古くから受け継がれてきた叡智を守りながらも、それを現代社会の中でどのように継承し、多くの人と共有していくかという課題に向き合っています。(ちょっと熱くなって語ってますが(笑))
振り返れば、西洋占星術や四柱推命、陰陽五行、神社参拝など、これまで私が学び伝えてきたものも同じでした。
古い智慧を学び、その本質を現代の言葉で伝えること。それこそが、ネイタル蠍座太陽とプログレス月水瓶座のスクエアという、アスペクトの教えてくれているテーマなのかもしれません。
伝統を守ることと改革することは対立するものではなく、本当に守るべきものを未来へつなぐための両輪なのでしょう。
N太陽とスクエアのP月を持つ神事役員は、ネガティブな事でなく、時代背景において、その橋渡し役としての役割を学んでいる時期なのだと感じています。
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