シャワーより入浴が絶対おすすめな理由
皆さんはお風呂に入る時
しっかり湯船につかりますか?
それともシャワーで軽く済ませますか
日本では若い人を中心に「お風呂離れ」が進んでいると言われますが
昨年の観光庁の調査によれば、日本を訪れる外国人観光客の間では温泉や銭湯など「入浴」は大人気なんだそうです
「お風呂って確かに体によさげなんだけどね…」
頭ではわかっているものの、いまいちどんな効果があるのかわからずにシャワーで毎日済ませている方も多いかもしれません
ところが、入浴の効果はたくさん実証されているんです!
私たちは毎日の忙しさのあまり目の前にある大切なことを見失い、不健康な方向へ進んでいるのかもしれません
今回は、あらためて「入浴の効果」についてお伝えします
シャワー派の方は必見です!
「お風呂離れ」が進み、シャワー派が増え続ける日本。
実際、日本でのお風呂離れはどの程度進んでいるのでしょうか
全国の20代から60代の男女1,365名を対象にした調査によると、3人に1人が「湯船にはつからず、シャワーで済ませるほうが多い」と回答したそうです
シャワー派は全体的に年齢が下がるにつれて増加傾向にあるのですが、30代では小さな子どものいる家庭も多いので「湯船派」が増加、そして60代では4人にひとりがシャワー派だという結果も明らかになっています
さらに面白いことに、年収別に調査した結果によると、年収が700万円以下だとシャワー派は3割くらいなのですが、700から1000万円クラスになると約4割、そして年収1000万円を越えるとほぼ半数がシャワー派になるというのです!
経済的に余裕があれば水道代やガス代を気にする必要もありませんし、時間にも余裕がありそうなものです
きっと優雅なバスタイムを楽しんでいるんだろうと思いきや、もしかしたらお風呂にじっくり入る時間があったら仕事に精を出したいと思う方が多いのかもしれません
さて、皆さまはいかがでしょうか
特にシャワー派の方はどうでしょうか
「毎日忙しくてお風呂にゆっくり入る時間がない」
「お湯を入れる時間があればシャワーが済んでしまう」
「お風呂にお湯を入れるとガス代・水道代が高くなる」
「お父さん(夫)の後は入りたくない」
「お風呂掃除がめんどくさい」
きっと様々な理由があってお風呂離れが進んでいると思います
『そもそもどうしてお風呂に入るんだろう?』
世界にあまり類を見ない独特な日本のお風呂文化ですが、どうして「入浴」の習慣が脈々と受け継がれてきたのでしょうか
そこには何らかのメリットがあったはずです
「お風呂にのんびり入る」ということはおおむね好意的に受け止めていると思います
・血行がよくなりそう
・冷えがよくなりそう
・よく眠れそう
…
このように「なんとなく良さげ」のレベルでとどまっているのではないでしょうか
実は、それは「なんとなく」ではなく、さまざまな効果が実証されていたんです
実は多くの調査・研究によって明らかになっていた!
こんなにある入浴の健康効果
私たちはあまりにもお風呂というものが身近すぎてじっくり考えてみることもありませんが、血流がよくなる、免疫機能が向上する、自律神経を整える、精神的ストレスの軽減など、実は様々な健康効果が医学的にも明らかになっています
入浴効果の事例をいくつか挙げてみます
: 週に5回以上湯船につかる人は心臓や血管の状態がよい(※2)
: 就寝の90分前にお風呂に入ると睡眠の質が改善する(※3)
: 入浴の頻度が高い人ほど緊張不安や抑うつになりにくい(※4)
: 全身浴の習慣のある人は疲労を感じにくい(※4)
: 毎日お風呂に入る習慣のある人は、ない人に比べて幸福度が高い(※5)
: 毎日入浴の習慣がある人は介護のリスクが29%減少する(※6)
: 夫婦で入浴する習慣があるとコミュニケーションが向上し関係が良好に(※7)
一部ですが、ずいぶんと多くの効果があるものだと驚きました
温泉や入浴について長年研究を重ねてこられた早坂信哉教授(東京都市大学)によると、入浴には大きく分けて3つの効果があるといいます
1、温熱作用による効果
お風呂につかると身体があたたまって疲れが取れるような気がするのは、多くの方が感じると思います。これが「温熱作用」と言われるものです
皮膚に近い毛細血管やその下の血管が拡張して血流が良くなります
そのため体内の老廃物や疲労物質が押し流され、体のコリがほぐれて疲労が改善します
また、血流がよくなると内臓の働きもよくなり、自律神経が整えられる効果もあります
正しい入浴方法を実践すればヒートショックプロテインが作られ、細胞活性化や免疫力アップにもつながります。(ヒートショックプロテインとは、傷ついた細胞を修復する作用を持ち、免疫細胞の働きを活発にさせるなどの働きを持つタンパク質のことです)
2、水圧作用による効果
お風呂に入ると気持ちよくて「はぁ~」とか「ふぅ~」とかため息とともに声が出てしまう事がありますね
(熱いお湯に入った時にもすごい声が出ますが、それとは異なります)
お腹やお尻など、身体が水圧によって縮むことで声が出るのだそうです
この水圧がとても大切で、なんとウエストが3センチ以上も細くなるほどと言われています
水圧によって足など体の末端に滞留していた血液が体の中心へと押し戻され、心臓が活発に動き出し、血液の循環がよくなります。これがむくみの解消にもつながります
そしてお腹にかかる水圧は横隔膜を押し上げますので、これによって肺が小さくなり、足りない酸素を補おうとして呼吸が増え、心肺機能が高まります
3、浮力作用による効果
お風呂に入るとリラックスすると感じる方は多いですよね
プールや海など、水の中に入ると浮力によって体が浮きますが、小さなお風呂の中でも浮力は働いています
お風呂につかっている時の体重は約9分の1になりますので、いつも体を支えている筋肉や関節にかかる負担は軽くなります
そのため「体に負担がかかっているよ!」という脳への刺激が減りますので、体だけでなく心も休まるんです
このように、すでに数多く明らかになっている入浴の効果・メリット
お風呂に入ることは、誰もが健康のために気軽に始められます
せっかく家にお風呂があっても入っていないということがあれば、それは「もったいない!」と言わざるを得ません
【注意!】
せっかくお風呂に入っても、カラスの行水だったりやたらと熱いお湯に浸かるものであったり、間違った方法であれば上記のような効果は得られません。また、ご高齢の方など体力的にお風呂は控えた方がよいケースも存在しますのでご注意ください
「シャワーvs入浴」
メリットはどちらが大きいのか
あらためて考えてみませんか?
□そういえばよく眠れていない
□寝ても翌日まで疲れを引きずっている
□ネガティブな感情を引きずりやすい
□いつも緊張して心がリラックスすることがあまりない
□慢性的に肩こりや腰痛がある
□冷えがきつい
□加齢とともに体系も変わってきた(特に下半身など)
本来の自分自身に戻ることができる時間はかけがえのないもので、できればどんなに忙しい毎日の中であってもそういう時間は確保したいもの
「入浴」は最適の手段です!
毎日身体も心も健康になり、将来にわたって元気でいられるとすれば、目先の時間だとか節約にこだわることはどれほど重要なのでしょうか
いま一度、入浴する習慣がどれほど私たちの心身の健康にプラスになるか、考えてみていただきたいのです。