自転車に乗る時のヘルメット着用が
努力義務になってから、
私のヘルメットも購入しました。
買いに行った時のお店の在庫が理由で、
ママチャリなのに無駄にスポーティーな
ヘルメットです。
小学生ぐらいまでの子供達は
以前からヘルメットをかぶっている
ことが多くて、
体感としてヘルメット率は8割9割ぐらい。
対して大人は、1割見かけるかどうか
という感じです。
ヘルメットを買わない理由は
色々あると思いますが、
邪魔だとか、髪型が崩れるとかが
上位に来るかなと思います。
が、それを上回るのではないかと
想像するのが「まぁ、大丈夫だろう」
かもしれません。
でもこれって理由になっているようで
なっていないですよね。
確かに、自転車に乗り始めたばかりの
子供よりは、慣れている大人の方が
転びにくいかもしれません。
でも、例えば小学校も高学年になると
よたよた、ふらふらしているという姿を
見ることはあまりありません。
それに、実は大人の方が背が高い分、
転んだ時に頭に受ける衝撃は
子供より大きいのではないでしょうか。
と言いつつ、私も子供がいなかったら
ヘルメットは買っていなかっただろうなと
思っています。
以前からヘルメットを被っている子供に
「買わないの？」と聞かれて
買わざるを得なくなったのです。
だって、買わなくていい理由の
説明ができないじゃないですか。
子供のおかげで備えができたこと、
他にもあります。
非常用グッズです。
子供が生まれるまでは、避難リュックすら
用意していませんでした。
ところが、子供が産まれてから
「オムツなかったら絶対ダメじゃん！」
というところから、備え始めました。
オムツのサイズもどんどん変わりますし、
洋服のサイズも変わっていきますから
数ヶ月に1度の見直しが必要で
以来、定期的な見直しが習慣になっています。
そして簡易トイレやガスコンロなど、
少しずつ増強もしています。
これも子供のおかげ。
ヘルメットと避難リュック、
どちらも子供のおかげではありますが
少し種類は違ったものです。
前者は、子供に示しがつかないから。
後者は、オムツがなくて困る自分を想定したから。
ですが、どちらも「そういう立場に立ったから」
ということは共通しています。
同じ、いや違う、やっぱり同じ、と
行ったり来たりしてすみません……。
実際にその立場に立ったから、そういう状況に
なったから、が、行動の理由となる強さを
実感しました。
私の想像力の問題も大いにありますが、
いくら想像しても、ヘルメットも
避難グッズも、行動に至らなかっただろうと
思ってしまいます。
何か、面倒くさい、まぁいいや、
大丈夫だろう、ということがあるとき、
そういった理由とも言えない理由が
許されない立場の人について想像して
みることで行動につなげていきたい。
そんなふうに思います。
【今日のまとめ】
面倒くさい、まぁいいか、大丈夫だろう、が
許されない立場の人を想像し、
行動につなげる。