1384回目:正解がないことに時間を使い過ぎない。いったん65%で出す。 | 毎日何かを見つけたい!転んでもタダでは起きない!◆40代ワーママ

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たくさんの考え方や価値観がある中で、みんなが自信を持って意見を言い合い、よりよいところを目指していく、、、そんな世界になったらいいなぁ。

職場やPTA、異なる価値観や考え方の中で日々感じたことを書いています。

 

学生時代の友人とランチに行きました。

私が一番好きな著者のおひとり
細谷功さんの『今すぐできて、
一生役立つ地頭力のはじめ方』を
彼女も読んでいて

「それについて話したいことがある」と
LINEをもらったのがきっかけで
ランチに行きました。

彼女は資格専門職についていますが、
クライアントからの問合せひとつ
ひとつについて、できる限り調べるように
していたところ、

上司から、そこまで時間をかけていたら
仕事が回らなくなるよ、という指摘を
受けたそうです。

間違うことが許されない仕事柄もあって
可能な限り調べるようにしていたものの、

確かにそのやり方では時間的に厳しく
なってくるという認識はあったそうです。

と、いうところに、細谷さんの本を読んで、

正解がないところに100%の正解を求める
のではなく、65%(なんなら2~3割でもよい)で
出した方がよい

というようなことが書かれていて、
「そうしてみよう」と思ったそうです。

まだ現在の業務の経験は短く、
クライアントに回答する前に、上司たちの確認も
経る必要があるため

自分ですべてするのではなく、経験豊富な
上司たちのフィードバックも取り入れて
業務を進めていけばよい、と思えるように
なったと。


自分だけで仕事が完結できないときに、
どこまで粘るかにはいつも悩みます。

自分が調べたり、考えたり、まとめたり
するのに時間をかけすぎては、
上司の確認時間を減らしてしまいます。

もしその分野での経験が浅い場合は、
時間をかけたところで、アウトプットの
クオリティが比例するわけではありません。

むしろ、早めに上司に出して、フィード
バックをもらって修正した方がよかったり
することもあります。

実際に、以前、業務に慣れていない方が
何とか自分でやろうと粘ったことで
確認依頼を受けたのが納期の数日前という
ことがありました。

その方は、できている、と思っていたのですが
残念ながら大幅な修正が必要な状況でした。

私の後、さらに上司の確認も必要でしたので
その方にフィードバックして、修正してもらう
時間はない、ということで
私がほぼ一から作るようなことになりました。

ちなみに、
なぜギリギリまで督促しなかったのかというと

その方は、それ以前にもこちらが督促して
ようやく出してくる、ということを
繰り返していたため

次こそは繰り返さないでほしいという思いと、

もし繰り返すようなら「やってしまった」と
自分で思う経験をして改善してほしいと思って

最後は自分でやることになる覚悟をしつつ
督促をしないと決めたからでした。

わからないなりに、自分で調べて、自分で
考えて、自分でまとめることは、
学びの定着の点からも重要なことですが

その先の確認プロセスなどの時間との
バランスが重要です。

また、案件とその方の能力にもよりますが、
経験が浅い領域であれば、粘ったところで
所詮、高いクオリティのアウトプットが
出せるとも期待できません。

100%(正解)はないのだから、
65%(場合によっては2~3割)でいい。

正解を求めて時間をかけすぎてしまう人や、
完璧主義な人にとって、この言葉は

「そっか、それでいいんだ」と
肩の力を抜いてくれるものになるのでは
ないでしょうか。

業務によっては、高い正確性が求められるのは
もちろんですが、とはいえ絶対的な正解がない
領域であれば

65%で出して、上司を始め関係者にたたかれながら
(比喩的な意味です)70%、75%、80%……を
目指していけばよいのではないかと思います。

求められる正確性、自分の経験値・スキル、時間の
バランスをみながら、最適な対応ができるように
考えていきたいと思います。


【今日のまとめ】

完璧を目指して時間をかけすぎるより、
所詮100%正解はないのだから、いったん65%で
出してみる。