956回目:『自分の時間を取り戻そう』を読んで | 毎日何かを見つけたい!転んでもタダでは起きない!◆40代ワーママ

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たくさんの考え方や価値観がある中で、みんなが自信を持って意見を言い合い、よりよいところを目指していく、、、そんな世界になったらいいなぁ。

職場やPTA、異なる価値観や考え方の中で日々感じたことを書いています。

また間を空けてしまいましたが
ちきりんさんの4部作の3作目

『自分の時間を取り戻そう
ゆとりも成功も手に入れられる
たった1つの考え方』

について書きたいと思います。

これは他の3冊と違って、
ちょっと物語的な要素があります。

とにかく忙しくて時間がないという
4パターンの人とちきりんさんの対話を
入れながら話が進んでいきます。

この対話があることによって
「そうは言っても無理」みたいな
読者から上がってきそうな反論をあげて

それに答えていきながら、
時には問いを返しながら
考えさせ、納得させてくれます。

この本は時間がテーマということで
「生産性」について語られていますが、
その定義について次のように書かれています。

ーーーーーーーーーーーーーー
生産性とはあくまで
「自分が手に入れたいもの」を
いかに少ない投入資源で手に入れられたか、
という指標です。
ーーーーーーーーーーーーーー

だから、たとえば様々なことに
首を突っ込んでいる人がいたとしても、

本人が将来の道を決めるために
できるだけ多様なものに触れてみようと
考えているのであれば、

それが本人にとっては
手に入れたいものなので、
その行動は決して生産性が低い
というものではないというのです。

生産性と聞くと、何かを短時間で成し遂げる
というイメージがありましたが
そういうことではありませんでした。

目の前のひとつひとつのことを
いかに最短距離で終わらせるか
ということも、生産性だとは思いますが、

ちきりんさんは本で書いていることは
もっと長期的な視点に立ったものです。

その点、全く自分は考えていない
ところでした。

一方で、この本に登場する
4人の忙しすぎる人達に向けた
メッセージの中では、
実践できているものもありました。

それはやらないことを決めることです。

たとえば、この4人の中のひとり
ワーキングマザーの方は
仕事も育児も家事を何でもやっていたところ

たとえば、食事はお惣菜を買ってくるとか
掃除はハウスキーパーを頼むとか、
そうしてできた時間で子供と相対する。

最後にそんな話が出てきます。

自慢できた話ではありませんが、
私はいつも何かを諦めています。

家事を諦めることもあれば、
仕事を諦めることもあれば、
育児を諦めることもあります。

その時々での優先順位次第で、
やらないことを決めています。

自分や子供の体調が最優先、
家事は最後尾です。
食べることは必要ですが、
自分で作ることは必要ではありません。

無理がきかない年齢だということが
幸いしているところもあると思っています。

ある一定の睡眠時間を確保しないと、
日中の集中力、パフォーマンスが
圧倒的に落ちます。

だから何でもかんでもやるのは
無理だし、それこそ生産性が低い。

集中すれば30分で済む仕事も、
睡眠不足だと1時間とか1時間半とか
かかってしまったりします。

それぞれ人によって体力的なものも
違いますし、
何を大事にするかということも
それぞれです。

だから、自分が何を求めているのか。

ちきりんさんが書いているように、
「自分が手に入れたいもの」を
求めるために投資する資源(時間)を
考えるのです。

人から見たら無駄な行動だと思われても
それが本人の目指すところへの
最短距離であれば構わないわけです。

2週間に1度、夕食がマックになっても、
その上さらに今日の昼もマックだったとしても

それで時間の余裕ができて
子どもとマリオカート8デラックスで
楽しく遊ぶ時間ができればいいのです。
(私のことです)

限られた資源といえば、
お金のことはすぐ思い浮かべますが
時間は後回しにされがちなところが
あるような気がします。

この本では、見えづらい時間について
書き出して見える化することを
勧めています。

これまた簡単でありながら、
実際にやろうとするのは
ちょっと面倒くさい。

その点で他の3冊と共通しています。

私の場合、無理が効かないことと
子どもに時間を取られるという
強制力? のおかげで、

やらないことを決めざるを得なかった
ところもありました。

そういう制限がない人こそ、
自分の生産性を考えないと、

この本に登場する4名の
忙しすぎる人たちのように
なってしまうかもしれません。

一方で自分は、目の前のことだけで
長期的な視点をもっていなかったので
その点は考えていこうと思いました。

ちきりんさんの本、これからも読んで
ちょっと面倒くさい行動を
とっていきます。



【今日のまとめ】


生産性とはあくまで
「自分が手に入れたいもの」を
いかに少ない投入資源で手に入れられたか、
という指標。

それを長期的な視点をもって考える。