ダンケルク
「メメント」「ダークナイト」「インターステラー」などを手掛けた現代に生きる奇才、クリストファー・ノーラン監督の最新作である作品を日付跨いだレイトショーで観てきました!
HISAYUKIは散々このブログでも呟いてきましたが、それなりのノーラン信者だと自負しているのでこの映画を心待ちにしていました!ノーラン監督の作品はいつもそうなのですが、予告が訳わからん(笑)。そういったところもファンを惹きつける魅力があるんだと思います。
そんな少し寝落ちしただけであっという間に置いてけぼりをくらうノーラン作品のあらすじは…
防波堤:1週間の出来事
ドイツ軍の襲撃から逃れた若き兵士トミーはダンケルクの砂浜で40万人もの兵士が足止めを食らい、救出を待つ光景に愕然とする。トミーは途中で出会った兵士たちと結託し、敵に襲撃されながらも掃海艇に乗り込むが…
海:1日の出来事
ダンケルクに残された兵士たちを救助するため、民間人の船長ミスター・ドーソンは息子とその友人を連れ、航海に乗り出す。途中、沈没船の生存者である英国兵を救出。再びダンケルクに向かおうとした矢先、英国兵が予期せぬ行動を起こし…
空:1時間の出来事
撤退作戦支援のため、イギリスの戦闘機3機がダンケルクに向かっていた。ドイツ軍と交戦により、次々と機体が撃墜され、イギリス軍に残ったのはファリアの乗る1機のみ。帰投のために燃料を残しておくよう指示されたものの、ファリアの機体の燃料計が故障。そこでファリアのとった行動とは…
とまあ長々と説明しましたが、ダンケルクの戦いという実際に起こった戦争の話が3つの視点で進んでいくので、何も考えずに観てたら訳わからんこと間違いなしです。最低でもこれだけはおさえておいて下さい。
そして兵士を演じた俳優さん、知らない人ばっか(笑)おそらく戦争体験の無い、徴兵された若者をイメージしてキャスティングされた方たちなんだろうなと思いました。皆さん今後、様々な大作に出演するんだろなと思います。
主役の兵士トミー役はフィン・ホワイトヘッドさんはこんな戦争もう嫌だ感がリアルに出ていた方。それでいて仲間は見捨てたくないと心優しい役どころを見事に演じていました。
トミーと共にする無口な兵士ギブソン役はアナイリン・バーナードさん。この方の哀しげな目がなんとも目に焼き付いています。
途中でトミーと合流する兵士アレックス役はハリー・スタイルズさん。全く聴いたことは無いのですが(ファンの方ゴメンなさい)、ワンダイレクションのメンバーで今作がデビューだそうです。全く違和感ありません。緊迫したシーンでは一番目立っていました。
もちろん、新人の俳優さん以外にもノーラン監督常連の方や、実力派の俳優さんも出演されてます。
海軍中佐のボルトン役はケネス・ブラナーさん。最近は「マイティ・ソー」「シンデレラ」の監督をするなどとても器用なお方、今年、監督と主演を務める「オリエント急行殺人事件」がどういう作品になるのか、多分観に行きます。今作は勇敢なキャプテンの役。
謎の英国兵にキリアン・マーフィーさん!「バットマン・ビギンズ」のスケアクロウ、「インセプション」のターゲットになる息子役などノーラン作品の常連。どの作品も共通して言えることは何故かトラブルメーカーという役どころ。
小型船の船長ドーソン役はマーク・ライランスさん。「ブリッジ・オブ・スパイ」でも紹介しました。戦場に救命胴衣を持って兵士たちを脱出させようとするいい人の役。撮影中はご自身の乗る船に惚れ込んでしまい、用も無いのに居座っていたそうです。
イギリス空軍のパイロット、ファリア役はトム・ハーディさん!この人もノーラン常連の俳優さん。「マッドマックス」「レヴェナント」などブログで散々紹介してるので割愛。今作でもとてもカッコよくおいしい役どころ。ご自身のお祖父さんがダンケルクの経験者だったそうです。
この作品、クリストファー・ノーラン監督の最高傑作と謳ったキャッチフレーズが今作についていますが、一から構想を作り上げ、魅力的なキャラが登場し、その人間の深層心理を変えるために命懸けで奮闘するという、誰もこんな発想を思い付かないであろう「インセプション」こそがノーラン監督の最高傑作であることは間違いないと思ってます。
ただ、監督もこの戦争を題材にした作品を喜んで作ったわけでないことは作品を観れば明らかで、全編に渡り戦争は愚かであると伝わってくるのではないかと思います。
映画の見せ方としてはとても新鮮でCGを使わない凄まじい映像があるのですが、ストーリー性があるかと言われるとちょっと…スカッとはしない映画です。これはノーランにしか作れない!とは思わないので盲目になっていないところはまだ自分の意見が言えてるのかなあと(笑)。次回作をとても楽しみにしてます!
あ、でも「インターステラー」よりは今作の方が好きです。あとあまりピックアップされないですが「インソムニア」も結構好きです。クライマックスはいつ観てもハラハラします。


