誰にでも嫌な事、気に障ることがあると思います。

私の場合はペットボトルのフタ。

 

どういうことかと言うと、

きちんと閉めていないと嫌なのです。

 

ペットボトルに限らず、瓶のフタやボトルのキャップなど

ねじって閉める物はちゃんと閉めていないと嫌なのです。

 

私は当然、閉めるものとして暮らしてきましたが、

そうでない人というのがいるのですね。

 

ボトルの口にフタを被せるように乗せるだけで閉めない人というのが・・・

 

閉めてあるとものとして暮らしている人間が

ただ乗せてあるだけのボトルを手にした時、

どうなるか・・・

 

例えば、2リットルサイズのペットボトル。

胴体を持った場合はそれほど問題はないと思います。

でも、私は手が大きくないせいか、胴体は持ちにくいので、

口の部分を持つことが多いのです。

すると、フタが外れます。

その時、

「はぁ・・・ちゃんと閉めてよ・・・」

と、思うわけです。

 

フタが外れた場合はまだ良いです。

 

フタが本体の口のネジ部分に微妙に引っかかっている場合。

持った瞬間から数秒(というか、1秒すらかかっていないと思いますが)

普通に持ち上がります。

が、すぐに中身の重さに耐えきれず、本体が落下。

中身の液体が床に撒き散らされることに・・・

「はぁ・・・ちゃんと閉めてよ・・・」

どころではありません。

「なんで、ちゃんと閉めていないのっ(怒)」

となります。

 

で、怒りながら掃除をする羽目になるわけです。

 

フタを乗せて閉める動作など、それこそ1秒もかからないのに、

なぜしないのか、と思うのです。

 

でも、しない人はしないのですね。

 

だから、私はそういう人とは暮らせないと思っていました。

些細なことですが、

毎日の暮らしの中で何度もそのようなことが起こると喧嘩が増えます。

 

夫には付き合い始めた頃から、その話をしました。

どんなに好きな人でも、私にとっては嫌いになる要素のひとつであると。

 

だからなのか、彼もきちんと閉める人だったのか、

数年は問題がありませんでした。

 

ところが、最近は閉めていないことが間々あるのです。

 

私が怒って喧嘩になるかと思いきや、ならないのです。

軽くムッとするはするのですが・・・

 

不思議ですね。

あんなに嫌だったことなのに・・・

 

気にならなくなった訳ではありません。

今だって、必ず閉めて欲しい。

 

でも、一緒に暮らすうちに、なんとなく習性が理解できて、

これは閉めていないかも・・・

と思うと、こちらも確認してから行動する。

結果、被害はなく、喧嘩にもならない。

 

彼に「ちゃんと閉めて」と言うこともなく、

気づいた私が閉めれば良いこと、

という気持ちになりました。

 

どうしてだろう、と思った時、気づきました。

私も彼にとって嫌なことをしていることがあります。

でも、彼は言わない、怒らない。

自分で対処できることは自分で対処しているのです。

 

もちろん、2人にとって問題が大きくなることは話し合う。

でも、それ以外は大したことではない、というスタンスなのです。

 

自分とは生まれも育ちも違う人間が暮らしていくのです。

ちょっとしたことがストレスになることもあります。

でも、一緒に暮らしていくうちに対応できるようになるものだなぁ

と思うようになったこの頃です。