最近、「漢字が書けない子が増えている」と感じる場面が明らかに増えました。
読めるのに書けない。見れば分かるのに、いざ書こうとすると止まる。そんな状態です。
そのときによく出てくるのが、「スマホやパソコンで打てるから、書けなくても困らない」という考え方です。
たしかに、日常生活だけを見ればそう感じるのも無理はありません。
変換すれば漢字は出てきますし、困る場面は少ないように見えます。
ただ、この考え方には一つ大きな落とし穴があります。
漢字を「選べること」と「書けること」は、まったく別の力です。
変換は候補の中から選んでいるだけです。
一方で、書くという行為は、頭の中から引き出して、形を再現する作業です。
この差は思っている以上に大きく、学力にも直結します。
実際に、漢字が書けない子は、文章を書く力も弱い傾向があります。
言葉を正しく定着させる経験が不足しているからです。
そしてこれは、テストでははっきり結果に出ます。
山口県の県立入試では、国語50点満点のうち5点が漢字問題です。
さらに、記述問題では誤字は減点対象になります。
つまり、漢字が書けないだけで、確実に点数を落とします。
内容が分かっていても、点数にならないという状況が起きます。
ここでようやく、「あれ?」と気づくことが多いのですが、その時点では差が開いています。
では、どうすればいいのか。
特別なことは必要ありません。やるべきことはとてもシンプルです。
まず、「見るだけの勉強」をやめることです。
ノートを眺めるだけでは、漢字は書けるようになりません。大事なのは、思い出す練習です。
次に、小テスト形式で繰り返すことです。
10問でも20問でもいいので、時間を決めて解く。満点になるまでやり直す。これを続けるだけで変わります。
そして、間違えたものだけを重点的にやり直すこと。
全部を何度も書くよりも、できなかったものに絞る方が効率的です。
最後に、「書けた気にならないこと」です。
見れば分かる、はできたとは言いません。何も見ずに書けて、初めてできたと言えます。
時代が変わっても、書く力は必要なくなりません。
むしろ、書ける人と書けない人の差は、これからもっと広がります。
だからこそ、今のうちに当たり前に書ける状態を作っておくことが大切です。
漢字は才能ではありません。やり方と回数で、誰でも必ず伸びます。
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