ポケモンGOの利権に、ひと噛みしたいなぁ・・・
担当:romaneです。
○クドナルドが、メチャメチャ混んでいるけど、
売上につながらないとか、
出てこないんですかね?
さて本日は、フランス・ブルゴーニュの白ワインのご案内。在庫これで最後です。
●フランス・ブルゴーニュ地方 辛口赤
生産者:シモン・ビーズ
ワイン名:ブルゴーニュ・ブラン・レ・シャンプラン'13
NO.10111805 750ML 2,769円(税別)
3代目シモン・ビーズの時に、元詰めを開始し、
大いに発展したシモン・ビーズ。
1972年継いだパトリックの代には、22haまでに地所は広がり、
ラトリシエール・シャンベルタンやコルトン・シャルルマーニュなどの
グランクリュ畑も取得。
2013年に亡くなったパトリックにかわり、現在は日本人妻でもある
千砂さんが切り盛りする。
『シモン・ビーズのワインの特徴は”端正”のひと言。
白はきれいな酸味が基調でミネラルに富み、
赤はしなやかながらストラクチャーはしっかりしてる。
いわゆる過剰なところがないのがこのドメーヌの特徴であり、
料理と合わせるとじつにおいしく、
その値ごろ感からもレストラン向けのワインといえるだろう。』
と、言われているが最後の価格の面は
高騰気味。
特にブルゴーニュ全体で、このところの天候不良からの不作で、
高騰しています。
2013年はパトリックが亡くなった年&雹でかなりの減作を余儀なくされた
難しい年でした。
基本、シモン・ビーズの赤は全房仕込み。2013年は雹の影響もあり、
完全除梗。
マニアなら、味わいの差を楽しむのもおもしろいでしょう。
ま、これは白だけど・・・
最後の在庫をもらったそうです。この価格はバーゲン価格です。
お早めに。
パトリックが亡くなってからの一年をNHKが取材して番組にしていたのを
先日、うちの担当さんから借りて観ました。
パトリックの死後からはじまり、
2014年のワインを仕上げるまでを追ったドキュメントですが、
観た方なら、千砂さんが心血を注ぐ、ビオディナミ仕込みの
サヴィニィの1級畑のセルパンチェールの2014年を飲みたいと
思うでしょう。
しかしながら割当だそうで・・・
僕も思いましたが、やはりこれはこれまで
シモン・ビーズを愛してきた方が飲むべきものかな、と思いました。
それより、ヴォーヌ・ロマネのジャン・グリヴォーに嫁いだ
パトリックの妹、マリエル・グリヴォーの愛情を感じました。
閉鎖の危機を迎えたシモン・ビーズの継続を、葬儀の日に誓った
千砂さんをサポートするべく、シモン・ビーズの舵取りの一翼を
現在は担っています。
ビオディナミに関しては、あまりよく思っていない(と僕は感じた)マリエルが
千砂さんの好きにやらせているところは、
深いブルゴーニュファンの方なら、
1980年代から90年初頭のジャン・グリヴォーとギイ・アカの関係性が
脳裏をよぎった方も少なくないと思います。
レバノン人の醸造コンサルタント、ギィ・アカが指導した蔵のワインを
ロバート・パーカーJrが高く評価したんですが、
アカの手法で造ったワインが数年でヘタるという事例が出た事に端を発し、
その手法を巡って、業界からかなりのダメ出しをくらった
ワケなんですよね。
結果ピーク時には40軒もの生産者をコンサルタントしていたんですが、
1993年にはゼロになってしまったそうです。
こういった事から、そういう新しい手法とかに関してジャン・グリヴォーというドメーヌは
アレルギーがあるんじゃないかと思います。
その中での、新しい手法を許すマリエルの寛容さと愛情を感じました。
もちろん、TVには出せない両者の軋轢なんかは相当あると思う(笑)
でもドメーヌ存続という目標に向けての一枚板感を強く感じました。
シモン・ビーズを好きな方には、是非そんな背景もある、
ジャン・グリヴォーも飲んでいただきたいです。
しかし色々調べてて笑ったのが、
マリエルは当初、ワイン造りの家系の男と結婚するつもりは、さらさらなかったんですが、
たまたま、ジャン・グリヴォーの現当主エティエンヌが、
あのクリストフ・ルーミエとビーズ家の試飲会に出向いた時に
マリエルに一目ぼれして、何年もかけて口説き落としたそうです。
これ絶対、若き日のクリストフ・ルーミエとエティエンヌ・グリヴォーが
「ビーズ家に、ええ女おるらしいで」という事で試飲に行ったに違い
ないと思うんだけど。
だって、ニュイのシャンボール・ミュジニィとヴォーヌ・ロマネの生産者が、
コートドボーヌのサヴィニィの生産者の試飲会、行く?
ま、マリエルべっぴんやし、絶対そうやな。
千砂さんも、べっぴんですが、
息子のユーゴも男前です。
そして僕は、
足して2で割った男です。
明日は小売店舗で店頭ワイン試飲会しています。
AM11:00~PM5:00です。是非ご来場を!
■記事/romane