昨年から仕事に関する相談が増えていて、これは対面だけでなく、チャット占いや電話占いも同じ傾向があるだろう。プロフィール等の書き方の問題で、そういった相談が入る占い師と全く入らない占い師がいると思うが。

 

先日、自殺者増の記事が挙がったが、今年のこれからの時期はより厳しいと感じている。昨年の休業要請よりも、むしろ今の時短の方が心が折れる経営者が多いと感じる。昨年は休業補償が入って、まだ希望があった。でも、今は飲食のみであり、その他時短に応じる店には補償は一切ない。そもそも就業者の帰宅時間が変わらずで、時短となるのは、これまで帰宅時に利用していた層が利用できないということになる。家賃等の固定費は変わらずかかるのに、売上げだけは落ちる。都内などはテレワークで7割減とかやってるが、実際には7割減になった場合には、出勤する就業者の残業が増える可能性が高いわけで、時短となった店を利用できる人が減少するはずだ。

 

こうして本当に困って相談に来る経営者に対し、アゲ鑑定や希望的観測を伝えるのは、悪魔のささやきをしてるようなものだ。

 

 

ダメな結果は、きちんとダメだということを伝え、今後どうすべきかを伝える。

自分が鑑定できない場合は、それは判断できないということをはっきりと伝えるべきだ。

 

たとえ厳しい結果でも、被害を最小限にすることで、別のものでのやり直しはできる。

けれども被害を拡大させてしまったら、その後に別のものでのやり直しも効かなくなる。

 

つまり、アゲ鑑定や希望的観測を伝えるのは、経営者の人生を奪うのと同じことだと認識すべきだ。

 

 

ひとつの夢が破れても、新たな夢を抱くことはできる。けれども、それは夢を抱くことができる状態であることが前提で、被害を拡大させてしまった状況では、そんな心の状態になれることはない。

 

運営会社側が収益を上げるために、アゲ鑑定を推奨するようなケースもあるが、それは犯罪と一緒だし、それに乗った占い師側にも重大な責任がある。

 

 

緊急事態宣言中の今だけじゃなく、むしろそのあとの方が厳しい会社が多くなる。

コロナが落ち着いたからといって、希望的観測でモノを言うべきではない。むしろコロナで体力を削られ余力がない分、その後の方が厳しいのは明らかで、時間が解決するなんてことはないのだから。

 

会社を観る時には、その会社だけ観ても正確なことは言えない。世の中の流れと環境を同時に観ていかないと、正しい結果は得られない。どんな占い本にも占いの知識は載っていても、細かな占い方までは丁寧には載っていないから、自分が読んだ本がすべてだと思う占い師はずっと本来の鑑定の仕方を知らぬ間にずっと占いをやっていることだろう。

 

 

吉外(キチガイ)な悪魔は、どんな業界にもいるだろうが、占い業界では吉外はまとまる。このサービスでは、あの占い師は評判悪いが、この占い師だけは大丈夫だろうなんてことは一切ない。吉外がいるところは、そうじゃない占い師は耐えられないはずで、みんな逃げる。つまりは吉外しか残らない。審査をしないサービスが占いサービスに多いのは、こうした流出が多いためで、本来審査は吉外を落とすためには必須だ。大企業だから安心なんてことはなく、前にも書いたが大企業は戦力外の人間が占い事業に回されていたりする。

 

占いを利用する側の人間は、アメブロなんて見ない人が多いだろうが、たまたま見る方がいれば気を付けてほしい。みんな同じようなサービスに一見みえても、中身は全く異なる。

 

ほんとはこんな内容を挙げない方が、敵を作らずにいいのかもしれない。けれども、マリーシェルはいじめや自殺防止等を目標に掲げ、店を運営している以上は、見て見ぬふりはしない。