マリーシェル占い館アトレ秋葉原店は、三省堂の前にあるので毎日どんな本が売れているのか?自然と把握できる。

 

ここのところ占い本がメインの棚に置かれるが、1冊も売れていない。実は売れているのかもしれないが、私が確認する限りは1冊も減ってない。ハッキリ言って、あれは買うべきじゃないと個人的には思うのだが。

 

 

今回は本の話になるが、今年の運勢本ってのがある。

占い師がそれを手に取る人がいるが、運勢本の作り方を知る側の立場でいうなら、正直それを手に取る占い師には鑑定はしてほしくない。

なぜなら今年を判断するうえでは使い物にならない代物だから。

 

運勢のおおまかな流れならいい。けれども、それ以上のことがないから、今年を占うという意味では使えない。

たとえば六星のような東洋系でいうなら、タイプごとに出ているが、あくまで12年の周期の話で構成されていて、10年単位の流れがすっぽりと抜けているから、当たらないという認識をされてしまう。

 

大きな流れの中での小さな流れを読まないと、きちんとした結果がでない。環境とテーマみたいなもので、仕事をする環境の中での恋がテーマとなる時期と、恋が動く環境の中での恋がテーマとなる時期とでは、まったく異なる。それがまったく反映されていない本って、何の価値があるのか、手に取る占い師から意見を聞いてみたいものだ。

 

人の悩みを占う場合、結果はひとつしかないはずなのに、占い方によりAにもBにも変わるということを疑問に持つ人が多いと思う。マリーシェル占い館に来るお客様からは、私の東洋系の占いと別の占い師のタロットの結果でほぼ一致する答えをするし、同じようなことを言われると驚かれることがよくある。

 

本来、結果はひとつで、どんな占術で占おうと同じような結果になるのだが、占術を通してどう読むかの技術で、間違った答えをだすことがある。結果が確定しているものでは答えは変わらない。不確定要素が強いものであれば、判断はまちまちになるのは当然で、こういう動きをすればこうなる、でもこうするとこうなるというふうに判断が分かれることもあるが、本人の状況や状態を考慮するとこっちに動くというのはハッキリしてくる。

 

占いを習いたての時は、占術によって別の結果になることへの疑問を抱いていたが、今はどれで鑑定しても同じだという考えになった。そう思えるようになって、ようやく一人前になったのだと思うが、運命を変えることは今でも難しいと感じる。どんな星でも陰・陽ふたつの意味合いがあって、変化させることはできるはず。けれども、悪い結果を変えようとしても、なかなか転換が利かないことがある。何をどこまでやれば変わるのか、その目安もわからないから加減も難しいし、変えられたという実感が得られない占術もある。

 

占い師は、この占術の方が当たるとかで、むやみに占術を増やすべきではないと思う。ひとつの占術のすべてを扱えるようになってから、占術を増やしていった方が、異なる結果が出た際にどこが読み違えているのか、気付けるようになるし、そういう訓練をしていかないと、実戦では使い物にならない。

 

料理する人でたとえると、バイトと職人ではまったく異なる。同じモノを使っていても、出来上がる料理のレベルが違ってくるのと同じだ。

 

結果の違いの補足をすると、どの地点をゴールで読むかでも、違いが生まれることがある。ここはお客様がどこをゴールに置いているのか、そこをきちんと把握したうえで鑑定していかないと、お客様の満足は得られない。つまりは、話を聞くことができない人は、占い師には向かないといえる。

 

占い師は、自分がどの占術が向くのか分からなかったり、今のスキルがどうなのか?分からないと思います。もしそういったことが知りたいのであれば、アトレ秋葉原、コピス吉祥寺で私がいる時にみさせていただきます。特に費用を取ることはありませんので、ご安心ください。趣味の範疇ですから。ただし、手厳しいことを言われてもいい方だけ、来てください。費用をいただかない分、言いたいことを言わせていただきます。