前回のエントリで書いた某国家資格試験合格した話は、行政書士試験のことでした。

仕事の箔付け程度に安易な気持ちで受け始めて、その後ダラダラと受け続けて、スキップした年もあると思うけど、かれこれ10年かな。
10年前から3年前くらいまでは、転職ありプライベートのドタバタありで、ストレスで酒飲む日々、それでもなんとか人生前に進んでる実感が欲しくて、勉強しようと思ってテキストは買う2月。迷いながらも出願はする7月。でも勉強手につかずに酒に浸り、直前期だけチラチラと勉強して、勉強量不足のまま受ける11月、当然落ちる1月。んで2月に不合格通知もらって、テキスト買う、に戻る(法律は毎年微妙に変わるので、気分転換かねて毎年テキスト問題集買う)。以下エンドレス。

300点中6割の180点で受かる試験なんだけど、2回目で166点取れて、記述式一問(20点)相性いいのくれば受かるやん、と思ってしまったのが運の尽き。
油断したまま運に任せてまた落ちる。でもいいとこまで行ったから諦めるに諦めれない泥沼。

記述の採点さえしてもらえない(記述60点満点とっても合格届かない120点未満)年も続いてた。

んで去年。いつもの通り2月にテキスト買ったけど出願までは勉強せず。いつのまにかネット出願の期間は終わっててわざわざ最終日に郵便局行って出願した。今まで出願ミスったことはなかったから今までで最低といえば最低のモチベーション。

けど、少し風向き違ったのはやっぱり禁酒始めてたからだと思う。いつもより少し早い夏の終わりには勉強はじめたし、相変わらず勉強時間は足りてないけど、酒飲みながらやるよりはだいぶマシ。直前期の勉強はそれなりに身が入ってた。

禁酒は3年前からだったけど、3年前は子供生まれたて、2年前は管理職成り立てって言い訳あってやっぱり身は入らなかった。それがようやく落ち着いたのか去年だった気がする。

実は試験得意な妻の助言もあって、テキスト全部理解しようとする勉強から、過去問の重要なとこだけに絞って繰り返す勉強法に変えたのもよかったかな。学生時代、勉強得意だったという勘違いしてて、テキスト読めば良い点取れてたっていう幻想に引きずられてたから、現実路線に切り替えられた。

あと、直接的な影響は不明だけど、今回は前日に親戚の結婚式が奈良であった関係で、いつもの神戸じゃなくて奈良で受けたのも実はよかったのかも。

0からだと1000時間勉強いると言われる試験だけど、10年かけてもトータルそんなに勉強してない気がする。直前期30日、1日1時間酒飲みながら30日×9年で270時間 去年も多く見ても1日2時間×90で、180時間 トータル450時間くらいかな。費用は毎年テキスト問題集が1万円、受験料は3年前まで7000円、今は1万円くらいで、トータルで18万くらいかな。高いような安いような。。

正直今年も受かってるとは思ってなくて、1月末の合格発表はみてなかった。合否通知が届いたらまたテキスト買おうと思ってたくらい。通知ハガキで合格知って意外すぎて喜ぶというより驚きだった。一週間たって今やっとジワジワ喜んでる。記述ボロボロで、ほぼ満点の一般知識で合格したようなもんだから微妙なんだけどね、まぁ合格には違いない。

法学部一応出てて、法務系の仕事してる身としては必ずしも効率は良くないけど、まぁとにかく、あきらめずに続けて、だいぶ年食っちゃったけど、合格できた自分をほめてあげたい。

この十年、他の勉強手につかなかったし、読書すらまともにする気になれなかった。もったいない十年だったけど、これも一つの学び。これから取り返そう。そして、興味の持てない勉強はもうするまい、と思う。

今は中小企業診断士の試験が気になってる。法律系より興味はもてる。

最後になったけど、いつも明るく後押ししてくれた妻には感謝したい。妻にいい報告できたのが嬉しかった。老後はこの資格もテコに稼いで、少しでも楽に暮らさせてあげられたらいいな。そのためにはこれだけじゃたりないから、さらに精進します。
会社の仕事も頑張ります。