年が明けてしまったけれど、
昨年29日に行われた年末ル・マタンの感想を少し綴ってみたいなと思う。

私、往々にして圧倒されると凹んでしまうという良くない癖があって、これは2020年に改善していきたい自分の性格の一つなのだけれど、それぐらい中川さんのパフォーマンスは凄いと感じている。

トークも、ダンスも、歌も、短編芝居も、どれも面白くて、毎回コメディーからシリアスまで、振り幅の凄さに驚かされるのだけれど、「見せる=魅せる」って凄いし、物凄い力を有するのだなと感じている。

私が感じているル・マタンの最大の魅力は、中川さんとルイさんの、普段の舞台上では絶対に見る事ができない意外性をこれでもか!と堪能できる事。そして、その意外性をグイグイ引っ張り出してしまう奥村さんの脚本の振り幅や引き出しの多さ。今回も多いに楽しませて頂いた✨
私にとってル・マタンは遊園地のアトラクションに近い感覚🎡

今回、後半の情熱のラテンナンバーの歌と踊りがとても好きだったのだけれど、そして特に、中川さんのダンスソロは、全身総毛立つ程に美しく力強く、艶やかで、手の動き、指先一つ一つの動き、眼差しの強さ、伏した瞼まで、その一つ一つが切り取るように美しくて溜息が出る程だった。
(ル・マタンは全編写真撮影OKなのだけれど、毎回観るのに夢中で全然撮れていない…)

中川さんの持っている表現は、ただの美しさやカッコ良さや技術を超越していて(これ、大袈裟じゃなくて本当に)、中川さん自身のブレない心の強さであったり、意思の強さ、魂の強さのようなものが表現に還元されていて、観るたびに毎回圧巻されて、何故だか凹んでしまう事も度々あるのだけれど、それぐらい凄い力を持っている人だと言うこと。

そして、だからこそ、そんな中川さんを私は尊敬して止まないのだと思う。

今年のル・マタンは初夏と秋の予定との事で、今年はどんなショーが観られるのか今から楽しみであるし、色々な表現に触れられるのも楽しみだ✨