こんな言葉をよく聞く。
では、と、質問する。
ヒーラーとは、なんですか？と。
癒す人、
誰かを救う人
特別な人 等々
概ねこんな答えが返ってくる。
それは、つまり？
「私の人生に奇跡を起こしてくれる人」
と。
なるほど。
そして、
そんな存在になりたい、
なれないと。
そして、
私はその人の話を聞く。
その人の苦しみ、
その人の悲しみ、
その人の憤り、
その人の恨み、
時々、
その人の喜び、
その人の感動。
その人の人生のお話だ。
なるほど、
なるほど、
わたしは相打ちを打ちながら、
「幸せになって欲しい」
という気持ちが湧き上がる。
何故か？
その人の生き方に、感動したからだ。
歯を食いしばって生きて、
それでもなんとかしたい、
変わりたい、
そして、勇気を出して、
わたしのところに来てくれた。
たしかに、わたしの心が動いた。
あなたを想う気持ちを産んでくれた。
わたしの心に慈愛を産んでくれた。
あなたに会って、
あなたの話を聞くまで
なかった感情を
あなたは、わたしの中に創り出した。
それによって、わたしの心は暖かい気持ちが湧き上がってきた。
それは、あなたがわたしに感動を贈ってくれたからに他ならない。
それは「奇跡」ではないですか？
「なる」必要はない。
すでにそうで「ある」のだ。
もし、ヒーラーになりたいと願っているのなら、
もう、あなたはヒーラーだと胸を張って欲しい。
誰かの人生に奇跡を起こせる人なのだ。
そして、もし、自分は誰からも愛されない存在だと思っているのなら、
知って欲しい。
わたしはあなたの人生を応援するファンの1人です、と。
お話を伺いながら、
そう、思うんです。
これは、ただ、目線を変えただけの話。