ねこうさです。
ウン十年前を思い出しながら書いています。
気長にお付き合い頂けると有り難いです。
どうしてイギリスを選んだの?
私と子供とイギリス④
ダイヤモンドパワーのお陰で女の子を授かり幸せな生活かと思いきや…
まぁ、そのベイビーがとんでもなく敏感な子でした。水道管に水が通ればうるさい!
おむつが気に入らない!
皮膚接触や音、五感すべてに敏感な赤ちゃんでした。
生後1か月頃から大人の話に相槌を打ち、歌を歌い、「あれを触らせろ」「これは違う」「暇だ!」など、言葉が話せなくてもボディランゲージで散々要求してきます。
「え?それ? 今、要求する所なの?」
なんて、少しでも態度に出してしまうと烈火のごとく怒りだします。
頻繁に要求されるので「ママね、今、ご飯食べてるの。30分だけ泣くのやめて」と話しかけた所
「うん」と返事をしてピッタリ30分間泣き止んだ事もあるんです。
ママの言う事はなんとなく理解できる感の良い子でした。
ですが、基本ご機嫌斜めな時が多くいつも文句ばかり言っています。(赤ちゃんなので泣いて文句を言うのですけど…)
とにかく好奇心が旺盛で、
ベビーカーで散歩に行けば歩けもしないのに「降ろせ!」余りにもキーキーうるさいので公園で降ろすとハイハイで自分の目標に向かってまっしぐら!!
いつも何かロックオンできる獲物を狙っていて、暇になると怒り出しました。
生後10か月を過ぎたころには私がギブアップ…
私の能力ではこの子を育てることは難しいかも…
私を超えてしまうのではないか…と、感じ
1歳0ヶ月からインター保育園と七田式に通うことにしました。
インター保育園ではあっという間に英語と日本語を使い分け、七田式の宿題も喜んで毎日取り組み、早生まれであっても4月生まれさん達と肩を並べて楽しそうに授業を受けていました。
ディズニーの英語システムのDVDを何度も見てはケタケタ笑い、学ぶことにとても貪欲でした。
ですが、生活面はまぁ相変わらず問題だらけでした。
「こんな洋服は着たくない」
「こんな色はおかしい」
「今日のおかずは気に入らない」
「こんなもん食べたくない」
とにかく肌に触れることを極端に嫌いおむつ替えとお着換え以外は「触らないで」と、触らせてくれませんでした。
幼稚園に通うようになると、更に更に、自我が芽生えます。
「ここは私のテリトリー。横から口を出すんじゃない」オーラが凄く…
自分で全て用意をして園バスに乗っていきます。
忘れ物に気づき幼稚園まで物を持って行った時でさえ「わざと置いて行ったのよ。余分なことはしないで頂戴」と冷たい態度。
一緒に手をつないで園バス停まで行けたのは、なんと、一度きりです…
表面的にはとても、しっかりした子に見えます。
しかし…
朝の恒例行事が…
起床時から小一時間、来る日も来る日も…
毎日、大号泣していました。
泣いている間は無になって泣きますのでどう話しかけても反応せず、ずーーーっと大音量で泣き続けています。
しかし、1時間泣いたところでピタッと泣きやみキリっと凛々しい顔になるのです。
凛々しい顔になった所で、大号泣は無かったかの様にサッサと制服に着替えて幼稚園へ行く支度を淡々と進めていきます。
この頃は娘が周囲の環境に適応することが難しい子供だと気づいていませんでした。
⑤へ続く