甲子園球場が100周年を迎えた
おめでとう甲子園さん
今日8月1日、伝統の一戦
阪神対巨人戦のカード3戦目が行われる
阪神は打線が復調して
6連勝
ゴミを3タテして一気に首位との差を縮めたい
期待してる
ところで・・・
昨日、7月31日のゲームで
巨人・平内投手が
阪神・森下選手の顔面近くに2球連続して投げたことが
SNSなどで話題になっている
岡田監督も「情けない」とかなりお怒りの様子で
阪神ファンもかなり怒り心頭だ
確かに、最近の森下は絶好調で
前日は平内からホームランも打っている
場面は、4点リードの7回、2死2,3塁
点差も離れているので
昨日やられた巨人バッテリーも
「ちょっとこらしめたろか」と
内角を攻めたくなるはずだ。
捕手もベンチをチラチラ見ていたし指示が出ていたのか、
ここらでビビらせないと怖かったのかもしれない。
平内も、あの面構えからして
相当向こうっ気の強い投手だとわかる
ブラッシュボールの指示が出ていたなら
「やったんど」くらいの気合いも入るはず
巨人の鉄砲玉役だから。
1球目、顔面付近へ
森下も場面が場面だし、前日は一発打ってるから
「けんか売ってきたな」と思うだろう。そりゃ睨む
平内も、オラオラとマウンド少し降りながら睨み返して、
なにやらブツブツつぶやいてきた。
最初から、あそこまで厳しく行こうと思っていたかどうかは分からないが
見ていると、意図的にも受け取れる
だから「なんじゃいコラ」
くらいの態度だ。睨まれてカチンともきただろう。
2球目
カチンときているから
一球目より、「もうちょっとビビらせたろか」くらいの気持ちはあったかもしれない
これも危険なボールだった。
ベンチも観客も殺気立つ
当然、森下も「てめえ」と睨んでくる
平内は、2球続けて投げたが
ここでの態度があまり変わらなかったのがちょっとまずかった。
「続けてワリぃね」
くらいの顔じゃなかった。
「ケッ」って感じだ。
3球目、浮いたスライダー(?)でカウントを取りにいった
思わず上体を反らした森下
コースは甘かったがストライク
平内はニヤッと笑っていた
このあと、テレビに映った平内が何やらつぶやいた
口の動きからして
「腰引けてるやんボケが」に見えた。
野球は格闘技ではないが、やるかやられるかの勝負だ。
体に近い球を投げて
「すみません」と謝る投手もいるが
そういう場合は投手が打者より年下だ。
投手が年上なら、威勢のいい奴は、「よけられるやろ?」「なんじゃい」くらいの態度を取る。
こんな思い出がある。
昔、阪神の左投手・弓長が
巨人の仁志に、少し体に近い球を投げた
すると仁志は「キッ!」と睨み付けた
向こうっ気の強い弓長は、左足でマウンドの砂をならす仕草で
仁志に向かってバサッ! と砂を蹴り上げたのだ
それは
「なんじゃいワレ! 文句あんのけ! こいボケ!」
くらいの声が詰まった態度だった。
あのとき私は、「仁志、あのくらいで睨むなや」と思ったが。
とにかく、投手と打者の間で
ときに球と会話するけんかは生まれるものである。
平内という男は、どうだ?
確かに平内より森下は年下ではあるが…
考えてみよう。
彼はきっと子供の頃から野球がうまかったんだろう。
子供の頃から、スポーツがうまい男って
クラスの中で目立つ存在で
またそのなかでも、不良っぽい、力が強い、ガタイがでかい
威張ってる、お山の大将的なやつってけっこう多い
それでも周囲から慕われている男というのは
義理堅くて面倒見が良くて、とか
陰口をあまり叩かれない、男から好かれるタイプだったりする。
そうじゃないヤツは、特に後輩から慕われない嫌われ者が多い。
平内投手のことはよく存じ上げないが
あの態度は、好かれるタイプではなく
嫌われるタイプ
に見える。見えてしまった。
2球目で、ポーズでもいいから帽子くらい取っておけば
「威勢のいいあんちゃん」くらいで留められたのに
なんだか残念だ。
かっこ悪いのは
3球目を打たれてヒットされ
追加点を許したこと。
森下の勝ちである
威嚇して文句たれてけんか売った平内の負けだ
マウンドでの平内の顔がなんだかしょぼく見えた。
ただし、一連の危険投球がベンチの指示だったとしたら
平内をやり玉にした、ベンチが非難されるべきだ。
平内が1軍登録抹消にならなかったら、組織ぐるみと疑うべきか。
いずれにせよ、岡田監督の言葉を借りれば
「情けない」話だ。