恐竜博士見習い中。

恐竜博士見習い中。

何故か中国で恐竜を研究しているMarikoのブログ。
恐竜な日々を綴ります。

2015年10月19日~12月18日 クラウドファンディング挑戦中!

「新種のラプトルに名前をつけたい!」
https://academist-cf.com/projects/?id=20

どうぞよろしくお願い致します。
Amebaでブログを始めよう!
2015年10月19日~12月18日までの60日間、クラウドファンディングのプロジェクトに挑戦します!

↓academist project ページリンク
「新種のラプトルに名前をつけたい!」



私の研究テーマである、中国甘粛省で発見された新種のドロマエオサウルス類恐竜についてのプロジェクトです。ジュラシック・ワールドでは「ラプトル」の名前で知られるドロマエオサウルス類。彼らがどこで生まれ、どんな風に進化して行ったのか、その謎に迫ります。

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学術系クラウドファンディングサイト「アカデミスト」

動画も自分で作りました。ロケ地は遼寧省、北京、台湾など。動画の編集、初めてですが面白かったです


↑こちらは甘粛省で発見された新種のラプトルの復元画。実はこれ、父に描いて貰いました。


↑復元画を元に作って貰ったのがこの「ラプトルくん」。ご支援頂いた方には、こちらの「ラプトルくんぬいぐるみ」を始め、様々なリターンをお返しさせて頂きます。

↑私の枕元にも一匹います。

恐竜好きな方、古生物好きな方、古生物学者になりたい!という方など、より多くの人に見て頂ければ幸いです。

どうぞよろしくお願い致します。


先日、上海自然史博物館の開館を見に行ったついでに、上海鉱物化石展、というのに行く機会がありました。これは言わば、上海のミネラルショー

開会式。季強先生も挨拶されていました。
↑開会式。季強先生もご挨拶されていました。

上海鉱物化石展会場。建物自体がおしゃれです!

    ↑上海鉱物化石展会場。建物自体がかっこいい!

入口付近。ただいま準備中。

  ↑入口を入ってすぐのところ。開場してすぐはまだ皆さん準備中。

会場内。鑑賞石コーナー。

  ↑鑑賞用石コーナー。まだまだ会場は奥まで続いています。

↑天然水晶。あとは翡翠のお店もたくさんあります。

↑会場の奥の方に行くと、化石コーナーを発見!!雲南省のだ!

↑恐竜化石も発見!脊椎がいっぱい。

↑卵&親御さん。オビラプトル系?

↑遼寧省名物魚類化石。一番大きい魚は中国語表記だと鱈。

↑遼寧省コーナー。鳥類化石なども。

世界のミネラルショーと言えば、やはりツーソンのミネラルショーが有名ですが、中国でも幾つかの場所でこういうミネラルショーが開かれているんだとか。上海鉱物化石展はその中でも比較的規模の大きいものなんだそうです。

日本のミネラルショーと比べると、やはり産地直送の恐竜化石が多いのが見ていて楽しいです。ただ、最近は盗掘防止のための規制もかなりきつくなっている筈なんだけど、そこら辺どうなんだろう?遼寧省の化石については、遼寧省の地質博物館の館長先生が来ていたので、公式許可済みっぽかったですが…。

以上、上海ミネラルショーミニリポートでした


Marikoです。答辩も終わり、次は博士課程進学の申請中です。

そこで必要になってくるのが指導教官の推薦書。
中国語の推薦書は指導教官に全部お任せしていましたが、英語の場合は自分で雛形を考えてから指導教官にチェックしてもらう→サインを貰う、という形で準備しています。

↓以下、一番シンプルな形の推薦書です。よろしければダウンロードしてお使い下さい。博士/修士課程進学、博物館での標本閲覧申し込み時にも使えますが、非常に短い推薦文です。
シンプル推薦書

↓奨学金申請用のも掲載しておきます。
奨学金用推薦書

↓博士課程進学時に使用したものです。
博士課程推薦書


ご使用の際にはもう一度自分で誤字脱字のご確認を!

やっと!なんとか!答辩が終了しましたやほおおぉぉい!キラ




6月3日19時から始まって、約2時間かかって終了。その日の発表者は私とあともう一人の同級生2人だけでした。大体、一人15分ぐらいのpptの発表をして、4人の教授がそれにツッコミを入れる感じ。私がされた質問はこんなんでした。↓

教授 「この恐竜の復元図、誰が描いたの?」
自分 「ええと、うちの父が描きました」
教授 「なんで赤いの?」
自分 「………えーと………。…乾燥地に生息する動物をイメージしたからです…」
教授 「腕のところに鳥みたいな羽が生えてるけど、これってこの分類群から見つかってたっけ?」
自分 「…フィラメント状の構造は他の獣脚類からも見つかってますが、鳥の羽毛状の構造が見つかってる根拠はないです。投稿論文にする段階でもっかい考えます…」

あとは、提出した修士論文の書式に関わるツッコミとか。かなり気を使って書いたつもりでしたが、参考文献の著者の名前の表記を揃える、とかそこまで気にしてなかった。年代順に並べた方が分かりやすいしなぁ。

そして発表の後、生徒+見物していた人は一旦追い出されて、廊下で20分ほど待機。その後もう一回呼び戻されて、合否判定の結果を知らされる、という流れです。これがまた非常に緊張する。廊下で待機しながら、お互い一週間ぐらい寝てない顔の同級生と顔を見合わせるという。

自分 「…顔色ヤバいけど、大丈夫?」
同級生 「ははは…。実はちょっと、母親の具合が悪くて、そっちも心配でね…」
自分 「(;゚□゚) 生きろ!」

そしてもう一度教室に呼び戻されて、合否結果の発表。
結果は二人とも合格!キラ
良かった(ノД`)・゜・。
思わず同級生とハグ。良かったよ本当に。

そんな訳で、あとは卒業に必要な諸々の書類を集めるだけになりました。

もうすぐ卒業です!(*´▽`*)ハート


もう今週から6月ですね音譜

そう、6月と言えば……ミネラルショーの季節!
調べてみたらもう今週末じゃないですか!私も行きたい~。

第28回東京国際ミネラルフェア (新宿ショー)
 日 程:2015年6月5日(金)~9日(火) <※有料>
 場 所:<東京>新宿 小田急第一生命ビル1F スペースセブンイベント会場
 出展数:約141社(2015年度




一般向けの開催は金曜からですが、関係者向けの開催は木曜日から。
大体、古生物関係者は木曜日にぞろ…ぞろ…とやって来て、宝探しをするという。

私も研究用にベロキラプトルの頭骨キャストが欲しいす。あれいくらぐらいで買えるんだっけ。


ところで明日はいよいよ答辩こと修士論文の口頭試問です!

頑張って来ます!グー
はじめまして、マリコです(*´▽`*)
そんなわけで、主に備忘録的な意味を込めてブログを始めることにしましたラブラブ

とりあえず、もうすぐ夏の日本古生物学会ですよー!

日本古生物学会(http://http://www.palaeo-soc-japan.jp/Japanese/meetings.html)

開催場所:産業技術総合研究所(茨城県つくば市)
日程:2015年6月26日(金)~6月28日(日)
6月26日(金)午後 シンポジウム「新生代貝類研究の最前線と今後の展開」、総会、懇親会
6月27日(土)終日:口頭発表、ポスター発表、高校生ポスター発表、夜間 小集会
6月28日(日)午前:口頭発表 午後:化石友の会イベント(於 国立科学博物館)

去年は夏も冬もサボってしまったので、約1年半ぶり(!)に顔を出そうと思います。
発表しないんですけどね!(スイマセン)

えっと、その修士論文の締め切りと学会の申し込み締め切りが被っててですね…えーと…。アカン。申し込み間に合いませんでした…。冬は口頭発表しようと思います…orz

あと、個人的なことなんですが、実は6月3日(水)が修士論文の発表会です。

中国の大学の論文発表会は、答辩(dabian)という卒業試験の一種。英語だとディフェンスって言いますが、まさにそんな感じ。



↑昨日答辩の終了した友達の図。先生達もみんなお疲れ様である。


「君、論文のここの部分とかどうなってるわけ?」
「この研究、どんな意味あるの?」
「そ、それはですね!えーと!…なんかスゴイんです!」

…と、戦う訳です。

そんな訳で、今週は戦って参ります。
この戦いに勝てば、晴れてマスター・マリコになれる筈。
なんかジェダイみたいでカッコイイ。

がんばりまーす!!