今日は初診時の心療内科へ行ってきた。
わたしの度重なるパニック発作を
パニック障害と誤診した前病院だ。
なぜかというと、
昨日行った年金事務所で、
【初診日がわかる障害年金専用の診断書】
が必要であると書類を頂いたからだ。
……数ヶ月前、
労災指定病院である
国立大学病院の精神神経科へ
紹介してもらい転院した時、
「今までお世話になりました」
とご挨拶したのに……![]()
わたしはこの病院へ来ると、
緊張してしまう![]()
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なぜなら、予約制なのに、
いつも患者が座りきれずに立つ者もいて
先生の診察がせっかちだからだ![]()
溢れる患者達を待たせないためだろう。
それも理由の一つで
パニック発作多発=パニック障害
とスピード誤診したのかもしれない。
この病院は患者さんを呼び出す時、
先生が自ら診察室から大きな声で、
「はい次の方、◯番さん![]()
◯番さん、どうぞー![]()
」
と早口で腹から声を響かせる![]()
わたしは先生が患者を呼ぶ度に
自分の番号札を確認しながら、
それこそパニックになりそうになる![]()
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今日も久しぶりに番号札の番号を
何度も見ながら待機していると、
先生からの大きな呼び声が
ドキドキした胸に突き刺さり、
反射的に素早く立ち上がって
診察室へ滑り込んだ![]()
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「はいはい、ヒルカラネゴトさん、
どうですか、どうしましたー
」
「は、はい、
今通っている国立大学病院で、
発達障害の自閉症スペクトラムが
強い事がわかってしまいまして、
年金事務所から書類を頂いたので、
初診日を記入してもらいに来ました![]()
」
「えー![]()
あ、そーだったのー![]()
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それは、それは![]()
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でもここでは発達障害なんて、
わからなかったよー![]()
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パニック障害だと思っていたからね
」
「は、はい、
わたしもパニックで来ましたし、
自分でも全然気付いていなかったので、
今もまだ驚いているところです![]()
」
「そうだよねー![]()
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わかった、わかった、
書類書いておくから、
受付に出しといてー
」
と、自身の誤診に驚いても早口だった![]()
先生は、わたしの事を
精神病患者というより
平凡な主婦で普通の大人として
接してきてくれた。
なぜなら、ここへ来る他の患者は、
髪型や服装が個性的なのである。
駅前だからか若者が多く、
髪は赤などの原色だけでなく、
女性でスキンヘッドもいるし、
ピアスも耳だけでなく、
マスクでさえ隠しきれないほど
顔のあちこちに散りばめられている![]()
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わたしも昔ニューヨークで
金髪やへそピーしてたけど、
スキンヘッドや顔ピアスは、
目立つので勇気がなかった。
でもこんなに心療内科に
出没しているところを見ると、
実は心はとても繊細で弱く、
そういう武装でもしないと
外に出られないのかもしれない。
先生にはそれが
わかっているのかいないのか、
一人教育ママみたいな金縁眼鏡で
なるべく目立たない地味色ばかりの
まとも風な恰好のわたしの事を
ただの一時的なパニック障害で
ほんの数ヶ月で治るだろうと
思われたらしいのも、
このカラフルメンバーの中じゃ
仕方ないだろうと
今日改めて感じたのだった![]()
あと、
女性の自閉症スペクトラムは、
男性と違って言動がおとなしめで
気づかれない事が多いらしい。
大人になって気づくのは女性の方が
圧倒的に多いのだとか。
そもそも女性の割合も低いらしい。
いろんな理由があると思うけど、
心療内科に通っていても
気づかれない事もあるんだなぁ![]()