娘が、
自分の小学校卒業式の合唱の
指揮者に立候補した
ユーチューブを見ながら
真剣な顔で練習している
娘は何でもできる優等生なので、
いかにも指揮者が似合っている
しかし、
立候補者が他にも何人かいるらしく、
娘が選ばれる可能性は極めて低い
なぜなら、娘は今年だけでも
すでに3つも賞を頂いているからだ
絵、科学論文、読書感想文
誰から生まれたんだ
ASDと健常者のダブル最強説か
わたしなんて、
幼稚園の時の合唱で、
指揮者でもないのに
一人後ろを向いていた(
)
今の娘と同じ6年生の時なんか、
合奏で何も演奏できなかったわたしは、
カスタネットを持たされていたのだが、
それすら叩くタイミングがわからずに、
いつも適当に叩いていたので、
いつも担任の先生に睨まれていた
本当に学校が辛かった
(よく学校に行ってたな、休め休め!
今のわたしを少しは見習いなさい、
休職半年目よ?と言ってやりたい)
だから、わたしは、
学校で嫌な事もバネにして楽しむ
自分の子どもたちが誇らしい
息子は、やはり幼稚園の時、
合唱で一人だけ横を向いて歌っていた
息子は前を向いて歌うのが嫌だから、
「先生みたいにピアノを弾きたい」
と卒園するなり言ってきた
それで小学1年生の時に
ピアノを習い始め、猛練習していた
でも、小学生の時は、
毎年伴奏オーディションに落ちていた
ピアノはめちゃくちゃ上手だし
先生方にも驚かれていたけど、
やはり毎年いろいろ受賞していたので、
ピアノしかできない子にやらせていた
先生から謝罪の電話が来た事もあった
中学生になると、
実力で選ばれるようになった
息子は、やっと伴奏者になれたのだ
ところが、
念願の横向きが叶ったと思ったら、
幼稚園や小学校と違って、
なんとピアノが舞台のど真ん中に
配置されていて(普通端っこだよね)、
みんなはピアノの後ろの段々に並ぶ
というピアノが主役な構図だった
息子の顔は確かに一人横向きなのだが、
ピアニストが一番目立つのである
しかも、その一番目立つ位置で、
指揮者を見なくてはならないので、
ほぼ正面を向かざるを得ない
息子にとっては地獄絵図だった
それが恥ずかしくて息子は、
伴奏は二度とやりたくないと言って、
結局伴奏をしたのは人生で
中年1年生の時に1回だけだった
ピアノが好きな娘も、
兄の中学の合唱ビデオを観て、
ナニこれ、恥ずかしいー
絶対伴奏やりたくなーい
指揮者の方がいいじゃん
と言って、
小学校では指揮者に
選ばれないかもしれないが、
中学校では指揮者になるべく
今から練習をしているのである
2人とも、
わたしに似なくて
ついでに
楽譜も読めてよかったけど、
合唱で普通に前を向いて
歌おうとしないところだけは
似てるのが不思議