昨日は半年に一度の大阪出張の日。
お昼過ぎに梅田に到着してから、いつもの丸一ホテルへと向かった。

今、大阪のホテルは外国人観光客で溢れているらしい。
以前は飛び込みで宿を探すこともあったが、
数年前に野宿しそうになってからきちんと予約を取っている。
今回の予約も一か月前に行ったので問題なかった。
今では丸一ホテルが私の常宿となっている。

夕方の野暮用を済ませ、いざ本番。
半年に一度の居酒屋めぐりが始まった。

一軒目は、天神橋の焼き鳥屋。
客引きなし、客オヤジ、客に無関心の
私にとっての居酒屋入店三拍子がそろっていたのでここに決定。
バイトに導かれ、カウンターに腰を下ろす。

最初に注文したのは、豚バラ、豚ロースなど。

つくねも。

串カツ。
亀田の親父が好きな串カツ。

そんなこんなで生中２杯飲んで、いい気分になってきた。

ところがここで予期せぬ出来事が起こる。

バイトの、「いらっしゃいやせぇ～！」の声と共に
真っ赤なワンピースを着た女が、私の隣に腰を下ろした。
直視せぬとも窺えるその赤色は
そのまま香水の匂いとなって辺りのオヤジを惑わした。
酔ったオヤジたちの目つきはただ事ではない。
しかし私は顔を横に向けることもできず、
目の前にある３杯目の生中を一気に飲み干し、
「お勘定して」といって、兎のように店を飛び出した。

狩らずとも、草食男子は肉食女子にかかれば
いやよいやよも好きのうちと、あっという間に狩られてしまうので
そういった危険は事前に自ずから回避することで
その発生率を大幅に引き下げるべきなのだ。

とにかく、私は安心して飲める２軒目に向かった。

２軒目は、１年ほど前に来た店で、
メニューも豊富でドリンク1000円で飲み放題という
お得な設定の居酒屋。

まずは、ポテサラ。
なかなかうまし。

そして、豚バラかなにか。

チキン南蛮、カキフライ、てっちゃんのピリ辛焼き。

３つ一緒に持ってきたので、
チキン南蛮が冷めていて残念だった。
カキフライはうまし。
てっちゃんのピリ辛焼きは、そうとう辛かった。

ドリンクは1000円で飲み放題を頼んだが、
結局、２杯しか飲めずに損をした。

いつもなら、呑めなくなっても
第２波の到来で復活するのだが、
今回は早めに切り上げてホテルに戻った。

大阪への出張は、彼女と出会ってから始まって、
今回で何回目になるだろうか。

夜はいつも電話で話した。

それだけのことだけど
そのすべてに思い出がある。

大阪ちょい飲み