私の夫も、約10年間失踪している。
7年が経過して裁判所で失踪宣告の手続きをして、私も夫の生命保険を受け取った。

受け取るときに、保険屋さんに聞いた。
「もし夫が帰ってきたら、返さないといけなくなるお金ですか?」
すると、保険屋さんはこう言った。
「ご主人が帰ってきても、私どもはそれを知る方法がありません。」


そして私は、生命保険金を受け取った。

いまだに夫は帰ってこないし、消息不明。


今期始まったこの「夫に間違いありません」というドラマ、内容が端々で重なる部分があって、でも違うところもたくさんあるのに、観ることができなかった。

途中で止めてしまった。


理解できない部分もあくさんあるし、理解できる部分もたくさんある。
でも、観てるとなんだか苦しくなって、気分が悪くなってしまった。


私も、夫はどこかで生きてるって思っているけれど、それでも今でも、身元不明の白骨遺体のニュースとか、ドキッとするし、万が一にも夫だったらどうしようって、心臓の鼓動が速くなる。


10年経っても、そうなのだ。


「行方不明者家族の会」って、現実にあるのかな?

夫が失踪した当時は、見つけることができなかった。

同じ経験をした人と、話したいと思ったけれど、叶わなかった。






このドラマは、まだ私には観ることができない。

心が壊れそうになる。