父の入院している病院の

相談員さんから電話があり




「お父様の今後の治療方針について、確認したい事がありまして、一度先生とお話していただきたいのですが、ご都合いかがですか?」




とのこと真顔うむむ




「お父様ですが、昼夜逆転が治らず、起きてもウトウトしている状態であまり食欲もないようで。

食べてもむせたりするようで、嚥下が出来ないようなのです」




あー…胃瘻するかとかか…滝汗



胃瘻すると長引くよー…と、噂にはきいている。



うわー…、そうかー…滝汗滝汗滝汗




すぐには無理なので、

4〜5日後の都合つく日をいくつか伝える。




するとまたしばらくたった電話




「今、少しだけ時間いただけますか?

先生とお話していただきたいです。

そんなにお時間かかりませんので」




仕事中だったけど、そんなに忙しくなかったので

少し抜けさせてもらって電話を続ける。




「今、先生に変わりますね」




電話口に父の入院時、

説明してくれた先生が代わって話し出した。




「お父様、口からは栄養摂取できない状態ですので、鼻や胸の下などからチューブを通して胃に栄養を送る方法が3つくらいありまして。

それ以外ですと、水分のみを点滴でという方法があります。

ご家族でご相談していただきたいのですが、治療方針はお嬢さんが主として決めていかれるようでしょうか?」




あ、まーそうですね…。滝汗滝汗滝汗




えーとちなみに素人なので

どの治療がどう違うのか

よくわからないのですが…滝汗滝汗滝汗




するとさすが病院の先生。

メリットとデメリットを教えてくれた。




「チューブで胃に栄養を送る方法ですが

鼻や喉、胸の下などから手術等行って栄養を送るチューブを付けます。


ただ、お父様の場合、チューブが気になって無理やりむしり取って外す危険性がありますね。


感染症のリスクや、器具をつけている場所にやっては大出血になるので危険です。


一方、点滴はチューブでの栄養補給とは違い、

水分補給なので生命維持のための栄養としては足りません。

やがて枯れるように…ということになります。




どうしますか?」








はー…滝汗




えー…滝汗




どーしますか…ですよねー…滝汗






私の中では



今の先生の話で答えは決まってる。



家族に相談するかですよね…。




我が家の家族は完全に私の考えに同意だろう。




兄貴に相談?




いや〜無いわ。




相談してさ




胃瘻がいい、延命しよう


とでも言ってみ?


え、延命したところで介護してんの私だけじゃん。


あんた金も時間も出してないし


もしか大出血で手術とかなっても


連絡つかない人じゃん。




私だよ、私が主たる介護者なんだから。






しかし滝汗滝汗滝汗滝汗滝汗




何か法務大臣のようだな




死刑判決下すみたいな




父の




生殺与奪の権を




私が握っている





迷っても悩んでも





答えは変わらない







点滴で

お願いします


「わかりました。

ではだんだんと…ということになります。」




はい、よろしくお願いします。





15分ほどの電話





人の命を15分で決める





すごいわ、介護が精神的にくるのって




こういう重い決断を




何度も何度も




する事だよね。




これ家族や周りの人に




理解してもらえないの辛いチーン





我が家はやはり一同同意。




ありがとう…家族