DVD千年の愉樂解説

     ネット、映画COM、解説;「紀州出身の作家・中上健次が故郷を舞台につづった同名小説を、「キャタピラー」「海燕ホテル・ブルー」の若松孝二監督が映画化した人間ドラマ。紀州の路地で産婆を営むオリュウノオバは、高貴で不吉な血を持って生まれ、女たちに愉楽を与えながら命を燃やし尽くして散っていく男たちの誕生から死までを見つめ続けてきた。年老いて今際のきわをさまようオリュウの脳裏に、そんな男たちの儚くも激しい生きざまがよみがえる。2012年9月開催の第69回ベネチア国際映画祭でオリゾンティ部門に出品。同年10月、若松監督は交通事故で他界。本作が遺作となった。」

 

私の感想:寺島しのぶさんの演技が光っていた。紀州の地で,産婆という仕事で知り合えた、子どもとの永続的触れ合いが、痛々しい。そこまで取り上げた愛情があふれているとは、理解はできないが、大事なことだとは感じる。

   DVD「草原の椅子」

     ネット、映画COM、解説:「芥川賞作家の宮本輝が、阪神・淡路大震災で被災したことをきっかけに、シルクロード6700キロ、40日間に及ぶ旅を経て執筆した同名小説を映画化。「八日目の蝉」の成島出監督がメガホンをとり、舞台設定は東日本大震災後の東京へと変更。異国の地での旅を通して、傷ついた人々が再生していく姿を描く。バツイチで娘と2人暮らしのカメラメーカー営業局次長・遠間憲太郎は、取引先の社長・富樫重蔵といつしか親友のように付き合うようになる。一方で、娘を介して出会った、母親に虐待され心に傷を負った4歳の少年・圭輔の面倒を見ていた憲太郎は、ある写真をきっかけに、思いを寄せる骨董店オーナー・篠原貴志子と重蔵、圭輔の4人で、「最後の桃源郷」と呼ばれるパキスタンのフンザへ旅立つことになる。主演の佐藤浩市ほか、西村雅彦、吉瀬美智子らが出演。」

私の感想:「佐藤浩市」さんは、好ましい俳優ではなかった。どこか暗いところがありなじめないひとだったが、今回の役柄で、人なアリを見た感じがする。「小池栄子」さんは嫌われ役で汚れ役、子どもを捨てて、男との幸せを求める、憎まれ役を、リアルに演じていた。こういう母親でも、心優しい、たくましい人になりうるという、設定が嬉しい。

  TSUTAYA

     返済して、借りようとレジに行き、「Tカード」を忘れたことを思い出す。係に預け家に走った。「活きる」、「とおいらいめい」を借りてきた。

きょうの徒歩数は3426歩でした。