だからと言って、完全に脱力してしまうと、芯のない声になってしまう。
ふうむ。
そのバランスは、とても難しい。
砂糖を大さじ1杯
醤油を大さじ2杯
と言うように上手く言えればいいけれど、そうも行かない。
昨日の生徒さんは、その「力を抜いて」と言う言葉が上手く作用してなかったことが判明。
でも、神様が私の思いを聞き入れてくれたのか、突如、彼女と一緒に歌うことを思いついた。
彼女に歌を歌うと言うことを、私の声を通して実感してもらえるかもと思ったからだ。
予想は見事に的中した。
さっきまでの歌とはまったく変わったのだ。
彼女の体の中から出てくる、
彼女の声だった。
彼女に、何を変えたのか聞いてみた。
今まで、力を抜いて歌おうと思っていたけど、私と一緒に歌っていたら、自然にこうなった
と言った。
力を抜いてと言う言葉が、上手く伝えられてなかったのか。
でも、彼女は、その後、私と一緒に歌わなくても、そのしっかりと、でも、彼女の声で歌っていた。
ううむ。
音楽は感性と言うけれど、
音楽は感覚だと思う。
つかんだ感覚を忘れないで欲しいと思う。
つかんだ感覚は絶対的にその人のものだと思う。


