なぜ、私のレッスンはカラオケボックスで行わないかの理由です。
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カラオケボックスでの練習には注意が必要!?
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私のレッスンはきちんとした設備のある音楽スタジオをお借りして行っています。
いくつか理由があるのですが、一番の理由は声がクリアに聞こえることです。
カラオケボックスも歌を歌うために、マイクもあるし、そこそこのスピーカーもあるし、普通の家よりは防音もしていますよね。
スペック的には、悪くないと思うでしょう。
それに、家で大きな声が出せないから、カラオケボックス以外に練習する場所ないと言う方も多いかもしれません。
さて、音は、跳ね返ると言う特性を持っています。
音楽スタジオは、その音の跳ね返りを計算して部屋が出来ています。
音は、角に集まりやすく、そこから、変な跳ね返りを作り、元の音と混ざって、干渉しあいます。
音楽スタジオは多くの場合は、部屋の隅が斜めになっています。
そして、変な跳ね返り音を出さない為に、壁に吸音材を張っていることも多いです。
音楽スタジオでは、カラオケよりより大きな音を出すことが多いからでもあります。
跳ね返りを極力抑えていないと、ギターやドラムやキーボードなど様々な楽器が一緒に音を出した時に、グチャグチャな音の塊になってしまいますね。
跳ね返りによる音の干渉は、パフォーマンスに大きな影響を与えます。
さて、カラオケボックスは、どうでしょうか?
今度のヒトカラに行った時に試して頂きたいのですが、マイクで声を出しながら、部屋を歩き回ったり、座ったり、立ったりしてみてほしいのです。
次にカラオケを鳴らして、同じことをしてみて下さい。
音が干渉しあっている場所=音が聞き取りにくくなっている場所があると思います。
もちろん、部屋に寄っては、または、お店に寄ってはないこともあるかもしれませんが、多くの場合あると思います。
部屋をみて下さい。吸音材はないでしょうし、部屋の隅も特に処理をされていないでしょう。
先ほど言った様な、音に関する配慮は、ないことがほとんどです。
でも、私は素人だから、そんなちゃんとした設備はもったいないと言う方もいらっしゃると思います。
しかし、声を出すと言うことに素人もプロもありません。
いえ、素人であればあるほど、環境に左右されやすいのです。だから、注意して頂きたいと思っています。
環境に左右されるということは、声を出すことに大きな影響を与えられているということなのです。
環境が悪いと、(音の干渉が多い状況だと)、声を大きく出さないとよく聞こえないということになってしまうのです。
要は、がなるということになってします。
で、喉が痛くなるということになりかねません。
じゃあ、カラオケボックスは、練習場所としては、ダメなのか?
モノは使い様です。頭を使いましょう。
先ほど言った様に、部屋の中の全ての場所がデッドスポットになっているわけではないでしょう。音の干渉のない場所を、探して、そこで歌えば良いのです。
そんな小さなことと思われることが、よい歌、上手い歌を歌うにはとても重要なことですよ。
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