初めて向こうのお母さんに会ったけど…
彼は、ちゃんと親に合わせるのはわたしが初めてだと言う
散々たくさん女いたのにねぇ…
それで、
会ったのはいいものの、
後から、彼はお母さんに
あんた結婚するつもりならちゃんと話すこと話しときんさいよと。
それがまた…
彼自身は次男だけど、お兄さんに身体的な問題があって事実上長男だという話らしい。
身体的な問題は、わたしにとっては何の問題もない。
管理栄養士としてずっと学んできたわたしは、実習とかでたくさんそういうひと見てきた。
そして、私たちと何ら変わらない命を持っていることも知ってる。
同じように生きて、うまく伝えられないだけで感情がきちんとあることを知ってる。
だから、それに関しては偏見も何もない。
ただ、
そのお母さんの意図がわからなくて、知り合いの先生に相談したら、
それは、長男と次男の嫁の立場の違いだろうねと。
長男だと家を守り、名を守る義務があると。
親がなくなれば喪主を務め、墓を守る。
そういった場合に、嫁は付き従い支えなければならないということをお母さんは伝えたかったんだろうと。
…その意味は、わかる。
私の家も、親族経営の家系という特殊な環境で成長してきたから、
名がどう、墓がどう、長男が、親戚が。
そんなややこしいことが現実問題存在することも。
だけどまだ付き合って数ヶ月なのに、その話は重すぎた。
外堀どんどん埋められていって、逃げ道がふさがれてく。そんな気がして。
私も、そういう意味では墓を守らなきゃいけない立場。
1人娘で、父に兄弟はなく
私の苗字は、私で最後。
私の家も、彼の家も背負うには、覚悟がいる。
しかも
お兄さんが先天性だということは、確実に病名があるはず。
見りゃ分かる程度の障害だと彼がいうからには。
でも彼は病名はしらないと。
よくわからんという。
同じ家族なのにさみしいなあって。
見ないふりしてきたのか、関心がなかったのか。
そして、
俺はあんな親父にはならんと彼が宣言するくらい
彼の父親は、厳しいひとだったという。
躾として手を挙げ声を荒げ。
彼のお母さんは、男らしく責任持ってほしくて厳しく当たってたのよ。不器用なひとなの。
っていう。
そりゃ、虐待とは思わない。
問題は、彼がお父さんを大嫌いだということと、
4人兄弟で、兄弟仲もあまり良くないということ。
私は多分、両親にとてもとても愛された。
今ですら心配しすぎたと思うほど愛してくれる。
わたしも両親は好き。
だから、
あまりにも家庭環境が違うひとと、
果たして結婚してうまくやってけるのかという不安はとてもある。
考えたくなかった。
たんに恋人として今は楽しみたかった。
何年もして、落ち着いてそろそろってときにちゃんと話し合いたかった。
社会出たばっかのわたしに、次の段階の話を考えるには経験値も足りなくて
怖いしんどい、そんな思いしかなくて。
迷いがどんどん生まれてく。
好きだけど、でも…
そうやって強くなる。