マサイマラの最高級ロッジについた。


ここは今回の旅で僕ら夫婦の1番のチャレンジだったんよ。


だって、、、


一泊70万なんよっ✨


そこに二泊、、、💦


もちろん、全てが最高級っ✨


決してお金に余裕がある僕らではないからさ、、、


でも、飛行機に乗ってからは、

そんなことも忘れて楽しみしかなかったっ‼️


(そして、このロッジについた時には、

お金で引っかかっていた東京での時間さえ、バカバカしくなった)



そして、マサイ村のシンプルな生活からの「アンガマ・ロッジ」の流れはビンゴーでした。


全てのブロックがなくなるレベルの開放感っ✨





思わず、こんなことしてしまったっ😍

(人前ではあまりやらない)



実は最近、パートナーシップについて、

考えていた時でもあったから、、、


まさか、ここにきてこんな風に心が開放されるとは

思ってもいなかったんよ。


僕と真衣ちゃんは、バレエダンサー繋がりで出会い、ずっと一緒にショーを作ってきたんよ。

そして、そのままドタバタと結婚して、、、


だから、結婚式もハネムーンもしていない。



お互いがお互いを必要としていたことだけは確信してるけど、そのままズルズル生活が始まり、

2人ともバレエクラスとショーをつくることに明け暮れ、少しゆとりができて、チクワとガンモを向かい入れて、2人だけで見つめ合う時間はほぼなかった気がするんよ。


それに僕はどこかでいつも自信がなかった。

何故かって?

元女性だからだよ。男性ではないのだよ。

自分ではない他の何者かになろうとしていたから。





、、、若い時に、大好きだった彼女が、ダンサーの先輩と浮気した事があってね、、、

それを知らなかったのは僕だけで、他の先輩から

「ひろと、お前は女に戻った方がいいよ」って。

「男には敵わないよ」って、、、。慰められたことがあってね。


当時は、その件が、何十年も引きずるトラウマになるとは思ってもいなかった。


でも、僕の男性への負けず嫌いや舐められたくない気持ちはその時から発生したことは自覚している。

とにかく舐められたくなくて、弱かったお酒ものんだし、カッコつけてたし、モテるための努力もした。


今思うと馬鹿みたいだね。


何が言いたいかと言うと、その時から僕には

女性を満足させられない、、、

僕は彼女を幸せにはできない、、、

いつか夢から覚めて、僕から離れていく、、、

なぜなら、僕は男性ではないから。


そんな強烈な固定概念を持ってしまった。


だから、カッコいい男になるために、外側に色んなメリットを作り出す事に努力したんよ。だって、

少しでも長く夢から覚めてほしくなかったから。


そう、僕はいつも覚悟していた、いつか僕の元から去る日が来る事を。


でも、違った。

誰かを幸せにしようとしている自分が傲慢だったんよ。

そんな僕から彼女達は去っていったんだよね。


事実、真衣ちゃんは僕が踊れなくなっても、お金がなくても、何ひとつ彼女のためになってなくても、

僕といて幸せだといってくれてる。

それを僕は受け入れられなかったんだ。

それは僕が「存在しているだけで素晴らしい」ってことをわすれてしまっていたから。


あ、、、こんな話がしたかったわけではなかった💦


この話はまたゆっくりするね。




今回、バレエダンサーでも舞台の企画者でも男でも女でもないただの「名取寛人」として、彼女を初めて見た気がするんだ。

そしたら、いつもの林真衣ではない「ただのかわいい女性」に見えた。





それまで僕は彼女の事を、なんでもできる凄い人だと思って当たり前に頼っていたし、どこかでありのままの自分を見せないようにしていたんだと思う。

もちろん、

仕事仲間から始まった関係だったから、

照れ臭さもあってね。




でも、あの壮大な大地のエネルギーを感じた瞬間、要らないことが突然、吹っ飛んだっ😍


いつか離れることがあってもいい、

今ある幸せを感じきろうと思った。


パートナーシップってさ、時に窮屈だし、面倒くさいけど、、、

1人の方が自由で自分を大切にできるのかもしれないけど、、、

それでも、、、

僕は一緒に乗り越えて、一緒に歳を重ねて、、

そして、

「いい人生だね」と語り合いながら、踊るおじいちゃんとおばあちゃんになっていたい。

それも、僕の夢のひとつです。

(これが真衣ちゃんの夢でもあったら、いいんだけど、、、)




僕はパートナーって人生を豊かにしてくれる存在だと思うのです。


だって、今、僕に「妻」がいることは当たり前ではなくて、ケンカすることも1人ではできない。


いくつものチャレンジを乗り越えて今があって一緒にいるかけがえのない人だから。


僕のパターンはわかりやすいけど、

きっと誰もがそうなんだと思うんだ。


本当はもっともっとわかりあいたいんだよね⁉️


だから、照れてる場合でもなければ、拗ねてる場合でも、諦めてる場合でもないよね。

だってパートナーは自分の一部なのだから、しかも

違ければ違うほどに、バランスがとれるもんね。



本音を言って、何度でも、何100回でも言い合って

それでも一緒にいる今をどれだけ大切にできるのか。


54年の時を経てそんなシンプルな事に

気づき始めてる今日この頃。


だから、


今日は今日の気持ちを伝えなきゃっ✨


、、、そんな気持ちになれたこの土地で、

大自然の風や命と触れる事ができたことに

喜びでいっぱいになった。


今までだって、やりたい事やれてきて、

今はパートナーシップについてじっくり向き合える、、、

僕は世界一幸せなトランスジェンダーなのではないかっ‼️


いや、、、もしかしたら、そんな枠をも超えて


最高に幸せな人生を送っているのかもしれない。


、、、ふっとそう思った。



そんな訳で、


今回のアフリカの旅は、大好きな仲間と一緒に旅をしながら、

僕らはハネムーン気分も味わっていたんよ。








そしたらさ、


サファリのハイライトシーンでもある

群れから離れたハネムーンライオンのカップルに遭遇する事が多くて、笑えたっ✨


これを引き寄せって言うのかねぇ🤣


※ハネムーンライオンとは、数日間にわたり、群れから離れて2匹で行動しながら、飲み食いもゆっくりすることなく15分おきに交尾する。











他の動物たちも、美しかったっ😍


夕焼け空から、満天の星空になるのを見ているのが

たまらなく好きっ✨






この日の夕飯は「森のレストラン」っ😍






幻想的でときめいたっ✨



そして、翌日はサンダウナーと言うレセプションに参加したー。




お酒を飲みながら、つまみを食べて、

夕陽を眺めて、マサイのショーを観る時間。


豊かでした。


そんな時間を味わっていたら、いきなり名前が呼ばれ、僕と真衣ちゃん、あと外国人の新婚さんが前に出る事に、、、





ハネムーン気分から、本当の新婚になってしまった。

マサイの人たちにお祝いをしてもらったよ。





さっきも書いたけど、結婚式してなかったからさ、

誓いの言葉もなく、人に祝ってもらう機会もなかったからさ。


やっぱ、嬉しかったし、覚悟も変わるよね。


結婚6年目にして、純粋な気持ちになれたことは

一緒にいる事が当たり前になる安心感よりも、

宝物を見つけるくらい大切で尊い事だと

実感してる。


それを忘れてまたケンカするだろう。

でも、また思いだす。それでいいね。


こんな風に、何年たってもずっと新鮮で純粋な気持ちでいたいな。

たとえ、それが幼稚だと言われても。


今のこの想いを伝えたくて、、、


「名取寛人トーク&ライブ」をするよ。


詳細、楽しみにしていてね。



、、、そんな訳で、大満足なマサイマラ滞在でした。


翌朝はマサイ空港からナイロビへ。







この旅がパートナーシップに繋がるなんて思ってもいなかったから、、、


予想外の愛が溢れ出して、自分でも驚いてる。


この機会をくれた仲間たち、真衣ちゃん、マキさん、マサイの人たち、全てに感謝しています。


本当にありがとう‼️



名取寛人