第3回目は築地市場豊洲移転問題について書いていく。この論議についての知識を深めるため、先日東京都議会議員の音喜多駿氏と築地魚河岸仲卸三代目の生田よしかつ氏による築地問題に関する講演に参加した。それをベースに私自身の意見を述べていきたい。その講演で生田氏は、組合員と組合長の間で訴訟問題があり組合分裂の可能性があること、行政が市場の衛生環境を向上させる責任があること、移転反対派の人々は現状の衛生環境が普通だと感じているところがあることなどを語った。私自身は移転賛成の立場である。なぜなら築地市場と比較し、豊洲市場の方が衛生環境が良いことは明らかだからである。またコストの面から見ても、既に施設が作られ、移転準備が整っている以上、安全が確認されている豊洲に移転する方が望ましいと考える。そもそも築地移転の目的は、築地市場が老朽化し、またアスベストなどの衛生環境を改善することにある。本来であれば移転は自然な流れではあるのだが、反対派は豊洲の衛生問題を指摘し、豊洲への移転を拒否している。しかしながら実際には石原知事の時に汚染物質の大規模な除去作業が行われ、現在ではベンゼンの量も基準値以下で、前述の通り豊洲の安全は確認されている。反対派は安全と安心の概念をごちゃ混ぜに議論している感がある。実際、安全は客観的な判断基準であり、これが今確認されている以上、豊洲が安全なことは確かであろう。一方安心は主観的な判断であり、完全な安心を追求しようと思えば際限がなくなり、不必要なコストを投入することにつながる。このようなことから私は豊洲移転は行われるべきであると考えている。加えて豊洲に移転された後に、豊洲市場内の衛生環境が保たれるようしっかりと市場内のルールを定め徹底していく必要があると考える。

*参考として下の動画を見て欲しい。