世界の中心がアジアへ移行!?
現在、中国はめざましい経済成長を遂げている。その勢いは今後も止まることなく成長し続け、2060年には2020年のGDPが2.6倍になると予測されている。その頃の中国の経済規模はアメリカ以上となり、日本とは比べるほどもないぐらい大きくなっている。また、インドの経済成長もめざましく、2040年頃にはアメリカを抜いている。このように、数十年後には経済の中心が欧米からアジアへと移行していくと考えられているが、日本はほとんど経済成長しないだろう。実際、2010年に内閣府で作られた「財政収支試算」では10年後のGDPの成長を2%を目標にしたが1.1%も超えなかった。アジアが経済の中心になっても、世界経済の中での日本の比重は低下するだろう。
日本の産業の変化
2002年の日本の産業の比率は「製造業」が19%、「卸売業・小売業」が17%、「医療・福祉業」が7%、だったが2040年には「製造業」が16%、「卸売業・小売業」が18%、「医療・福祉業」が19%となるだろう。理由は単純で、日本が超高齢化社会となるからだ。医療・福祉業は極めて重要な産業であるが、それらは生活を豊かにしてくれない。医療・福祉業の供給を維持するために、機器や薬品などと労働力を増やさなければならない。そのため、他の産業の財やサービスの生産が減る。つまり、衣食住に関して貧しくなっていくということだ。日本はこれまでとは異なる経済への変化に対して、経済発展することができるのだろうか。