はじめに

こんにちは、かけるです!今回は前回の続きでエジプト旅行の思い出を振り返っていこうと思います。主にエジプト南部アスワンという街の思い出になります。では早速行きましょう。
 

1.アスワンへ

前回も書きましたが、CityStarsMallの外は、日本でぬくぬく過ごしてきた私にとっては衝撃が強すぎたので、1時間くらいで中に戻りました。そうこうしている間にアスワンへのフライト時間が近づいてきたので、タクシーで空港まで戻ります。
 
国内線のターミナルはかなり空いており、搭乗まですんなりいけました。ただ手荷物検査では靴を脱がされました。そこまでするのね。。。カイロ航空の中型機で1時間ちょっと南へ。
 
そして移動の疲れもあり、気づけばアスワン空港に到着していました。機内食があると言っていたのに出てきたのはお菓子だったようです。空港からは、ホテルの人がタクシーを呼んでくれていたので、難なくナイル川の畔まで来ました。
ホテルは中州にあるので、ここから船で渡ります。ここでもホテルの方がわざわざ私たちのためだけに船で迎えに来てくれていました。
ホテル名が入った船でナイル川を渡ります。ディズニーのアトラクションみたいで楽しい。
ホテルに着くとウェルカムドリンクで”緑で渋めの味の液体”をいただきました。まあ、気持ちはありがたいので飲みました。
 
 
部屋はこんな感じ。結構綺麗で、水回りもよかったです。結果的にこの旅で泊まった宿のなかでここが一番良かったです。アスワンへ行く際はぜひKashita Guest Houseへ行ってみよう。
 
次の日は朝4時に起きてアブシンベル神殿へ行くのですぐ寝ました。(神殿までのバスもホテルの方が事前にとってくれました。本当に良い方でした。バスは一人往復30ドルでした。)
 
 

2.アブシンベル神殿

アラームを1分おきにかけて何とか朝4時に起床。もしかしたらもっと早かったかもしれません。またホテルのオーナーに岸まで送ってもらい、バスへ乗り込みます。このまますんなりアブシンベルへ行くと思いきや、これから1時間ほどホテルめぐり。他の乗客を拾いに行くようです。まあ仕方ないです。
 
5時過ぎにはアブシンベル方面へバスが走りだしました。バスは狭く、なかなか体に来ました。
綺麗な朝焼けが見えてすこし疲れを忘れます。
 
バスの車内はこんな感じです。自分たちを含め、10人くらいでした。
ホテルのオーナーが作ってくれた朝ごはんを車内で食べました。
バスは心配になるレベルで飛ばしてました。遅いよりはマシです。
 
無事八時半ごろにアブシンベル神殿に着きました。
スゴイ...!最初これが見えた時はかなり興奮しました。狭いバスに三時間半揺られた甲斐があったと思いました。
旅行全体を振り返ってもトップクラスの感動が得られました。ルクソールよりもかなり南にあるので、行くか迷いましたが、これは絶対に行くべきだと思います。ピラミッドの時も思いましたが、やっぱデカいは正義です。
 
神殿について詳しくはyoutubeなどにいっぱい乗ってると思うので省略します。
 
神殿を見終わり、バスへ戻るまでの間にお土産通りがあり、エジプトっぽいものがたくさん売っていました。こういうのは大体の遺跡にあります。ピラミッドにも王家の谷にもありました。そういえば兄からサラーのユニフォームをお土産に頼まれていたので、ここで探すことに。すぐ見つかりました。お店の人に声をかけ、交渉開始。エジプトにきて初めての根切交渉なので気合を入れました。最初5000エジプトポンドでどうやと聞いてきたので、500で応戦。帰るそぶりなども見せつつ10分くらい粘った結果1300で買えました。(当時1ポンド3円だったので4000円くらい。今思うとちょっと高かったかな?)
 
値切り交渉を終えていい気になっているとバスの集合時間まであと1分!猛ダッシュでお土産通りを駆け抜けギリギリセーフ!かと思いきや私たち以外誰もいません。。そういえば外国の人って時間にルーズなんだっけ。結局30分くらい待ったところでラストのメキシコ人夫婦が来てバスは帰路に着きました。
 

3.アスワンの街

さあ、神殿から帰ってきて、行きバスに乗った場所で降ろされました。次の日のルクソール行の切符を買うためにアスワン駅へ向かいます。初めてエジプトの街をちゃんと歩きましたが、とにかく臭いです。なぜかというと観光地には馬車が多く、その糞便がいたるところに散乱しているのです。馬糞が乾いて軽くなって、風に舞っています。いわば馬糞嵐です。かなりきついです。(ルクソールもそうでしたが、本当にきつかったです。これを回避するすべはありません。お金をかけて高級ホテルから遺跡まで全部バスとかだったら回避できますが、旅の面白さが半減しちゃう気がします。)
 
スークを見てみようと一本中に入ると、声をかけられました。店についていくと、様々なお茶やハーブ、ナッツをお試しさせてもらいました。種類が多すぎて30分経っても終わる気配がなかったので、駅に行かなきゃ、と言うとついてきました。これが地獄の始まりです。ここでエジプト旅行者への教訓としては、とにかく商売っけがあると思った瞬間その人を相手にしないこと。というか、話しかけてくるやつほぼ全員金目当て。私たちもこれを心得ていたつもりでしたが、甘かったです。こいつは本当に駅までついてきて、その後知り合いの店にコシャリを買いに行き勝手に私たちの分までテイクアウト、公園で一緒に食べました。そこで食後の紅茶も飲みました。ビールも買ってきました。
 
公園にて。この写真を撮った人があいつです。まだ許してないです。
 
ファルーカに乗りたいといったら、勝手にファルーカ乗りと交渉開始、500ポンドで一時間乗ることに。そこで別れ際、コシャリとお茶代、ビール代で1400ポンド要求されました。コシャリ200×3+お茶100×2+ビール300×2 with no バクシーシ、my family! と言われました。なんでお前のコシャリ代払わなあかんねん。そもそも全て相場の5倍ぐらいの値段なので値下げを試みましたが、急に口調が激しくなり、ケンカは避けたかったので1400払いました。最悪。。
 
とりあえずファルーカに乗りました。さっきまでの出来事でかなりイライラしていましたが、街と違ってナイルの上は静寂で、少し心が穏やかになりました。雄大な自然ってやっぱスゴイ。
ファルーカ乗りのおじさんは寡黙でしたが、結局我慢できずバクシーシを要求してきました。ぼったくりニキに「またファルーカ降りたら夜飯行こうぜ、岸で待ってるわ」と言われていたので、バクシーシを払う代わりにホテルに直帰できるよう中州に泊めてもらいました。我ながら英断だったと思います。あいつの顔はもう見たくない。ちなみにホテルで財布を確認したところ、予定以上にお金が減っていてびっくりしました。これもあいつのせいかと怒りが再燃すると同時に、これからは絶対ぼったくりには引っかからないようにしようと心に誓いました。(実際これ以降ぼったくりを回避できました。人は失敗から学んでナンボやね。。)帰ったらビールを飲もうと思っていましたが、ストレスでそんな気にもなれず、しかも夜飯を買うのを忘れたので空腹のまま寝ました。
 
後になって思ったのですが、ぼったくりと一緒にいたおかげで、駅ですんなり切符を買えたし、スークでも声をかけられなかったので、案外値段に見合った働きをしてくれてたのかもしれません。。。いや、にしても高すぎ。まあ勉強代ということで割り切ります。
 
 
 

4.ルクソールへ

起床。ホテルで朝ごはん。
きゅうりは皮をむいて食べるようです。真ん中の茶色いのはターメイヤというエジプトの食べ物で、中は不思議な色をしています。おいしいので是非食べてね。
 
ホテルのオーナーと別れ、駅に向かいます。2日間お世話になりました。
 
昨日のあいつに会わないようにと速足で駅に向かっていると地元のガキンチョ達に絡まれました。1ダラー1ダラーとせがまれ、拒否っていると、どこかへと去っていきました。去り際にファッキューと言われまし活きた。活きがいいね^^
 
無事駅に着きホームを探していると、清掃員のおばちゃんが、チケット見せて、と言ってきました。見せると案内するから付いてこいとのこと。のこのこついていくと(←はいカモ。こういうのはバクシーシ確定です。席に着くと10ポンドせがまれました。)ルクソール行の電車がありました。
 
2等席だった気がしますが、そこそこ綺麗です。トイレは汚いので駅で済ませましょう。(ちなみに最近外国人向けの電車切符はめちゃめちゃ値上がりしてるらしいです。曖昧ですが20ドルくらいだった気がします。寝台列車はもっと高いです。要注意。)
電車に乗っている間、右前の子供がずっと振り返ってこっちを見ていました。アジア人はやっぱ珍しいのかな。
車内販売もかなり活発です。いろんな人がナッツとか売ってます。声デカいです。ティッシュを売ってる人もいますが、身なり的に何となくあまり関わりたくない雰囲気でした。
 
100ポンドで昼飯を購入。パン3つとお菓子です。これを食って虚無の眼をしてる友人の写真がありますが、載せないでおきます。味は想像に任せます。
 
3時間ほど電車に揺られ、(意外にも)定刻通りにルクソールに到着。
 
ルクソールではこの日を含めて2日間過ごしましたが、その話はまた次回にします。
 
次回はルクソール編です。盛りだくさんになってしまいましたが、最後まで読んでくれてありがとうございます!それではまた。