その29話目です
前回29話目って書いちゃってました
義父と暮らし始め・・・
最初の頃は
お互い様子見なのか
意味もなく笑ってばかりいました
傍から見たら
ほのぼの家族のような風景
住み始めてスグに
義父から伝えられたこと
それは
私の1日のスケジュール
ジムの早朝会員である義母達
早朝会員の朝は早い
もちろんジムへ行くのは徒歩
2人は五時前に家を出る
それを私は見送った後…
2人が戻る7時までに
当時4歳の娘との
朝食を終えて…
片付けをしたテーブルの上には
戻ってくる2人のための
朝食の支度をしておく
帰ってきたら
スグ食べ始められるように
コレが伝えられた朝の流れ
そうは言っても、
娘は4歳
大人の思うように
起きたり食べたり…
毎日できる訳じゃありません
起きてこない時もあれば
起きても、
なかなか食べれない時もある
今の私なら
その時に合わせて対応できます
でも その当時の私は
上司であった義父の反応にビクつき
無言で見る 義父の眼を恐れ
怒られないため
あの眼を見ないため
ただ ただ
義父の機嫌が悪くならないように
スケジュール通りをこなしてく
娘の存在があるのに
私の意識の中には
娘の存在がなかった
と、今の私は思える
娘のために
たびたび 義父から言われてきた、
私にとって呪文の言葉
もうすでにその頃には
精神的に不安定だった…
当時の自分は
そこまで感じてなかったけど
その状態の私は、
娘に対して
『母親として何も出来てない』
という思いがまとわりついていて
いつも
「私なんかが…」
「私なんて…」
そんな思考を抱えながら
母親らしくなりたい
着地点の定まらない状態の中、
娘のために
という呪文の言葉にすがっていた
そんな精神状態で
娘の前では
いつも笑ってるお母さん
仕事先では
笑顔でよく動き働いて…
その頃。。。
家の外にいられる時間が
すごく過ごしやすかった
自分にとっての
あの環境が
自分自身を
アソコまでおかしくさせる
そんな場所だとは思ってなかった
ただ
その頃からすでに
家から出て仕事先へ行く方が
私の心が落ち着いていた
今の私はハッキリそう言える
仕事終えて帰っても
娘との時間はなかった
「娘の事は俺達に任せておけ」
そう義父から言われ、
私は言われるまま
ただ仕事へ行く日々…
仕事後 家に帰ると
義父達と娘は食事を済ませ
テレビを見ている
私の帰宅が
娘の就寝時間…
娘が笑顔で私に声をかけてくると
「○○寝る時間だぞ！
話しないで目を閉じなさい」
そう義父が娘に注意する
あの眼で
私は何も言えず、
荷物を片し部屋を出る…
情けなかった
娘に何もしてない
母親らしいことできてない
私 あの子の母親なのに
そんな思いがグルグルしてるのに、
ますます娘といる時間がなくなって
私はどんどん自信を失っていった
みんなが寝静まってから
1人でベランダへ出て
ボロボロ
ボロボロ 泣いた・・・
とめどもなく涙が溢れてきて
「なんで先に逝っちゃったの」
「私も早く連れてって」
主人に向かってそう言いながら
ずっと ずっと
夜中1人で泣き続けていた…
毎晩 毎晩
狂ったように泣いていた
それでも
朝が明けると
同じようなスケジュールを過ごし、
いつものように
仕事先へ向かって行った・・・
今 思い出しても
あのベランダの夜は
苦しかった。。。
今の私が
そっと行って
その頃の私を
抱きしめてあげたい
この当時の生活は
まだまだ 続きました・・・