ふく
ここにくるまでのいろんな出来事…


このまま時が過ぎては
私の記憶に残るだけで
何事も無かったことに…


そんな事はしない!
少しでも世間に知ってもらうんだ!!


そんな思いから始めたブログです。


まだまだ序盤なのですが…

前回の話は下矢印コレ

いつ何が起こっても
おかしくない状態・・・


「ある程度の覚悟」

TVドラマで聞いたようなセリフ…




実際自分が言われたこと。
担当医の先生が
主人の容態について話したこと。


そう、
夢じゃなくて現実・・・




毎日病院に行って主人と顔を合わせ、


笑ったり
文句を言ったり
冗談を言ったり…

そうやって現実の主人を目の前にして
頭の中には
先生からの言葉がグルグルしてた…




だけど今まで通り、

今までと同じように生活してた…



毎日娘を連れて動き回って・・・


仕事場であるレストランへは
店の開店準備から入って、
夕方17時まで



仕事前に娘を連れて病院病院へ行き、

モーニングタイムコーヒーを終えて
娘を幼稚園へ送り、

仕事終わって
幼稚園に娘を迎えに行き
再び  病院へ・・・




頭の中では
同じセリフがグルグルして

心の中はモヤモヤしてるのに、


体はいつものように動いて
時には冗談を言ったり
笑顔で振舞ったり…





心はモヤモヤしてるのに・・・





その頃の主人は…

体内の酸素が少ない為、
鼻から酸素吸入用の管が繋がっていた。
歩けない訳では無いけれど、
アチコチ動き回る主人には
かなり制限されるモノで・・・




ある日

          私が病室に行くと、


 
病室から出ようとしていて
看護師さんに止められていた。



「〇〇さん。ダメですよ…」




      売店も行けないのかよ!

     こんなの付いてるから
     何にもできない!





細くなった体 全身で
行き場のない気持ちを訴えていた




しまいには、



 「こんなのついてるからっ!」DASH!



と、
自分で管を引っこ抜いてしまった




結局
看護師さんと私と
なだめるように主人に話し、
再び管をつけベッドに落ち着いたけど






自分が思うように動きたくて、
自分で管を抜いてしまったせいで、
主人は少し息苦しそうにしてた



動き回るの好きなのに…




前までは、
いつ来ても
病室にいることの方が少なくて

その度に病院ウロウロ探したりしてた






 その主人は

今   動きたくても動けない


主人の体に大切な
大事な管が繋がってるから



動きたくても動けない・・・





以前の入院の頃より
主人の状態は
気力、体力 低下していて…


それに比例して
日に日に
病院にいる時間が長くなり
面会時間ギリギリまで…




娘はまだ幼稚園で
お風呂や睡眠を考えると
早めに帰らないと…とも思うけど


弱々しい主人を一人
病室に残していくことは・・・
 

主人を見てると、
何をしてあげれるわけではないけど

なかなか帰ることができなかった







そして
家に帰って娘をお風呂に入れ、
早々に寝かしつけても



私はなかなか寝つけなかった




次の日も朝は早い。
お弁当だってあるし、
仕事だってある。

眠ろうと思えば眠れたのかもしれない

 




でも、





あの時から






先生に
言われたセリフが
頭をグルグルするようになってから






なかなか寝つけない・・・






娘を寝かせて、





一人、
リビングで



考えなくていい事を考え、
考えちゃいけない事が
頭いっぱいになり、




涙がボロボロが止まらなかった・・・





夜、
一人で考えていて

押し寄せる不安と動揺と



 
           「誰か助けて」




という気持ち・・・








それをぼやかす為に



私は
 


娘を寝かしてから


一人 リビングで




お酒を飲むようになった・・・





元々
主人とよくお酒を飲んでいた


だから
一缶飲んだからって
どうなるってほどではないんだけど…







朝早くから動き回って、
日付けも変わろうとする時刻…


すきっ腹の状態に
ボロボロ涙を流しながら
缶チューハイをチビチビ飲んで





たった一缶で
少し現実逃避したような状態になり
ベッドへ向かう・・・





そして
翌朝 いつものように起き出し
同じように 1日が始まる・・・






   ある程度の覚悟は…




そう言われても
現実として受け止められず


 
それでも


「娘をしっかりみてなくちゃ。」


という思いが、





   現実逃避という


           悪い方向へ


                    歪んで進み始めて…


     



今日だけ・・・


と飲んだ「逃げの酒」を




泣きながら
毎晩のように
飲むようになってしまった・・・




また
朝が来て、

変わらず

同じように1日を過ごす・・・



やめよう、やめよう…と思いながら

毎晩    毎晩・・・



昼間笑っている分


夜 
       涙が溢れて
                    溢れて
          しょうがなかった・・・