我が家に1通の黒ブチのハガキが届いた。

それは娘共々お世話になったおじい様が
闘病生活の末に・・・
という内容のモノだった。

お通夜には色んな方が来るだろう。
娘と私が
あまり会いたくない
と思っているあの人達も
当然いるのだろう・・・ショボーン

行かない事もできる。
でも 心が引っかかる

   娘が、
「 あの人達には
     会いたくないけど、
     おじいさん
        お通夜には出たい  」

その言葉で私も決心し、
2人でお通夜に出席した・・・星空


 棺の中のおじいさん
 最後にあった時と変わらず
 優しい顔をして
 眠っているようだった・・・キラキラ

 
顔見に来てよかったね照れ

 娘とそう話しながら
 別室へ通され中へ入ると・・・

     やはり いたチーン

娘もやや無表情になりつつ、
何気ない会話をしながら
進められるまま席に着いたガーン

そこには
久しぶりに会う方達もいっぱいいて
近況を話しながら
少しずつ場に馴染んでいった・・・

そこに
1人の男の子
私達の元にやってきたびっくり

小学1年生のその男の子は、
私が昔 子守りをした男の子。
実は娘が会いたくないと言っていたのは
その子の両親。

私にとっては
上司でもあり、
義理の父でもある・・・
再婚して一緒になった奥さんは
私と2つ位しか歳が変わらない。

主人が亡くなって
しばらく一緒に暮らしていた時期もある。
 
ようやく娘と2人で暮らし始めた時、
上司で義理の親でもある人間から
息子はお前に慣れてる。
    ベビーシッターを雇うことも出来るが、
  お前に面倒を見て欲しい」

そう言われて、
仕事から帰ってから
娘の夕飯&お風呂を済ませると
再び仕事のように
あの人達の家へ出かけて行った自転車

その時娘は小学2年生。
息子はまた2、3歳。

娘は家で一人寝る支度をし、
ベッドに入って私の帰りを待つショボーン
私は
その息子の父か母が帰宅するまで
息子を寝かしつける・・・


 今の私がこの状態に直面してたら
   なぁにやってんだよムキーカナヘイびっくり

   と言ってやりたいショボーン


ただこの時は
立場や権力や…色んなもので

自分の意思を
              隠していた…

バカだった・・・ショックなうさぎ


そんな生活をしていて
娘はさみしかったタラー
お母さんと
やっと一緒に住めるようになったのに、
夜には自分の知るチビのところへ。

数年たった時
「あの頃が1番
        さみしかった・・・」
と娘が言っていたえーん


そんな思いをした時期だった。
それを
その時期の話を、
そのお通夜の時
息子が私達の前で話し始めた。

娘の事は同じ学校に通うこともあり、
周りの先生方から
色々聞いていたようだった。

ただその時期の話になった時
その男の子の口から

「俺なんか
   チビん時親は仕事でいなかったからね。
   夜はベビーシッター
家にきてたからね」

 はっポーン!?

そのベビーシッター
なんですよ!!


 その時はあまりのセリフに
何も言えず、
娘と家路に着いた・・・

「離れてる人間の存在は
   それを知ってる人間が
   知らない人間に話して聞かせて
  その人間を教えていかないとダメなんだぞ」

なんて言うセリフを言っていたのは
その息子の父、
義理の父だったはず。

娘と私が
色んな思いを抱え、
気持ちを押さえながら過ごした
あの時間
あの
ベビーシッターと言う言葉に
全て消された気がした・・・

この事がキッカケで
今までのいろんな出来事を
少しでも多くの人に
知ってもらおうと思った。

権力や立場で
いろんなことが
無かったことになっては
絶対ダメだプンプンと。

これは
まだ始まりです・・・つながるピスケ