『アイラブ坊ちゃん』
音楽座ミュージカル
そして土居裕子さん
僕がミュージカル界に飛び込んだきっかけが
音楽座ミュージカル(作品は『シャボン玉とんだ宇宙までとんだ』でした、もちろん主演は土居裕子さん)
もう昨日はイチ音楽座ファンに戻って
初日観劇です
推し活って良いものですね!
音楽座作品は
やはり音楽も素敵で
もともと日本語の歌詞の為に作曲されてるので
もう何だか心地よいのです
夏目漱石の頭の中から滲み出る
キャラクター達
ミルフィーユの様に重なり合い
宇宙へ広がる世界
昔の音楽座が大好きだったので
つい昔はこのシーンこうだったなぁなんて
思い出しながらの観劇でしたが
音楽座作品で
土居裕子さんの歌声につつまれて
あぁこの声に
人生を変えて貰ったなぁっと
人生のご褒美の様な時間でした
その昔
まだどんな職業に就くか迷って
グダグダしていた頃
偶然観た『シャボン玉とんだ宇宙までとんだ』
ミュージカルやりたいと言うよりは
あの女優さんと一緒に何かやりたい
やや不純な動機で音楽座養成所に飛び込み
50名の研究生仲間と切磋琢磨
男10名 女性40名
養成所の卒業公演
『マドモアゼル・モーツァルト』では
モーツァルトの弟子フランツ役を演じました
男子はやはりチャンスが多い世界な気がします
女性は子供の頃からバレエをやってたりピアノ弾けたり基礎ができている人が多い中
男子はバレエって何ですか?
え?タイツ履くの?
みたいな
素人がとりあえず
運動神経だけでやってみた!
みたいな状態でスタート
でも、二十歳前後の若さと吸収力で
一年後には空中で2回まわる難しい振り付けも
皆、勢いで踊ってました
まぁテルイの親は役者に反対だったので
「一年やって劇団員になれなかったら諦める」
そんな約束で汗かいていた一年
で、一年後
劇団員にはなれなかったのだけど
『研修生』という半分劇団員みたいな制度ができて
劇団の公演には出れるけどまだ見習いみたいな立場
何とか親にも許しをもらいました
ちなみ研究生はお金を払ってレッスンを一年
研修生はレッスン無料でも舞台にたっても劇団員ではないので出演料はお小遣い程度
みたいな立場でした
その研修生時代に
『とってもゴースト』
長野県の学校公演が初舞台でした
主演が吉野圭吾さん
ウォーミングUPのバーレッスンもやってくれて
頼れる兄貴って感じでした
劇団なので舞台の仕込みもバラシも
全て自分達でやります
トラックから皆で荷物を下ろして
舞台面にリノリュームをひいて
舞台セット組み立て照明をバトンに釣り
照明のシュート(調整)の脚立を抑えたり
移動したら、「誰々さんの位置に立って」と言われて、その役の位置に立ったり
どんなに素晴らしい芝居をしていても
照明に入ってないと意味がないなぁなど
舞台作りのイロハを
ゼロから教わりました
舞台の上手(かみて)下手(しもて)も
しばらくは「客席を見てお茶碗持つ側が上手」みたいな覚え方で(素人でした)
仕込みが終わり
場当たりをして
ナンバーを確認して
本番!
そして直ぐにバラシ
僕はこのバラシ作業が好きでした
何だか心地よい時間で
さっきまでお客さんと夢の世界を演じていた空間が
何もない素の舞台に戻っていく瞬間
祭りの終わりみたいな
少し寂しいけど充実感
荷物とセットをトラックに積み込み
何も無くなった舞台を掃除して
ありがとうございました
次の場所へ
皆でバス移動です
時には夜中の25時過ぎに次の場所へ到着
ホテルで寝て(若手2人で同じ部屋)
朝7時30分くらいにロビー集合
8時から劇場で仕込み開始
みたいな
ハードだったけど
楽しい毎日だったなぁ
あの旅公演の楽しみを知ってしまったから
まだ舞台を続けているのかもしれません
あ、『アイラブ坊ちゃん』の話でした
劇団だから滲み出る
濃いめの出汁みたいな
『誰が』ではない味のハーモニーが
『あの頃の音楽座』良さだったのかもなぁ
そんなことを思いました
令和の『アイラブ坊ちゃん』も
新しい解釈とフレッシュなメンバーで
初日から千秋楽に向けて
どんどん深まっていく作品なのかなぁと
明治座にて5/31まで
(地方もあるよ)
追伸、昔の『アイラブ坊ちゃん』にも出演していた
藤咲みどりさんにはつい目がいってしまいます
柔らかさと目線なのかな?
学生姿には
胸熱です
テルイヒロタカ














