若い時には何度か占いにはまっていた時期がある。生年月日やタロットや手相、姓名判断。
概ねなにか書くといいと言われた。
読むのは好きだけど、書く方はからっきし駄目ですね。ははは。
とお茶を濁して、
ところで恋愛運はどうでしょう?
と気になるのはそっちばかりだった。
まぁ書くとしたら40か50超えるくらいからかなぁと言っていたのはTVに出てるような有名な手相見の人だった。

それからウン10年経ってなんと私は先日小説を書いちゃったのである。

ここにおいでの方はご存知のように私は2年ほど前からブログこそほそぼそと書いていた。しかし、小説を書くなんて考えたこともなかった。なかったのに急に思いついて書いてみたら終わりまで書けてしまったのである。

私は1日のうち暇さえあればぼんやりして自分の好きなお話を考えて想像力で遊んでいるのだが、めちゃくちゃ長いのを部分的に伸ばしたりつまんないところは飛ばしたりして適当にやるので小説なんてとてもとても無理、長すぎて書く気もしない。
そういう心持ちであったのにふっと思いついた話がはじまりから終わりまで全体像が見えたので試みに書いてみたら仕上がった。

もう書いてみたらおもしろくて楽しくてたまらなかった。日曜にスマホで打って、月曜日にいい結末が閃いて変更して、火曜日にパソコンで推敲して仕上げた。

興奮の3日間だった。
素人の思いつきなので推敲しだしたらきりがないが、そもそも私は自分にそんなに期待してない上にとびきり自分に甘いので
「私程度の人間が万人にほれぼれされる小説が書ける訳がない。」
「よく挫折せずに最後まで書ききったね。えらい。」
とこれで良し、これが良しとした。

しかし私は小説を書ききった後にちょっと困った問題があることに気がついた。
私は楽しくって小説を書いたが、小説というのは日記と違うのでやっぱり読んでもらいたくなってしまう。
小説は書いたあとの処遇に困る。
短編であってもある程度分量があるので他人様の時間を割くことになってしまう。
これを頼むのが私はなかなか気がひけます。

引けるのだけれど、皆様のご厚情にすがってお願いします。
ご用とお急ぎでない方は是非
https://kakuyomu.jp/works/16816927860863071478


に寄っていって見てくださると私はとても喜びます。