記録映画『パレスチナ1948NAKBA(ナクバ)』いよいよ完成!
パレスチナの記録映画「パレスチナ1948NAKBA(ナクバ)」
の劇場版がまもなく完成します。
広河隆一の40年に及ぶ取材を素材にした
2 時間12分の大作になります。
これからの作業として、
①宣伝・上映などの活動
②英語版の制作、
③アラビア語版の制作
などがあります。
ご協力いただける方はぜひとも
お声を掛けてください。
なお、『1コマ』サポーターズは
、 今後の作業経費も含めて、
引き続き募金を集めております。
口座番号は次の通りです。
宜しくお願いします。
郵便振替口座番号 00190-5-567661
加入者名『1コマ』サポーター 森澤典子
劇場版のほかにアーカイブス版(完全版)の
制作も平行して進めています。
現在は大量のインタビューを翻訳し、
画面にテロップを載せる仕事を、
十数人のスタッフで進めています。
このアーカイブス版は40-50時間に及ぶ
長大な作品、DVDで40-50巻の作品になる予定です。
これが完成した時には、
世界の中東関係研究所、
パレスチナ難民キャンプなどに
寄贈するつもりです。
このアーカイブス版のこれまでの製作費は、
『1コマ』サポーターズと広河隆一事務所を
支援してくださった多くの人々が支えて
きてくださいました。
しかしなにしろ前例を見ない巨大な作品ですので、
とても製作費が足りません。
そこでアーカイブス版製作のための募金を
次のような形で集めさせていただく事になりました。
アーカイブス版製作募金
「アーカイブス版募金 口」とお書きの上、
次の口座にお振込み戴ければ幸いです。
1口2万円です。
郵便振替口座番号 00160-4-76817
加入者名 HIROPRESS CLUB
募金者のお名前はアーカイブス版の
エンディングロールに掲載させて
頂きたいと思っております。
お問い合わせ: 広河隆一事務所
hirokawa@daysjapan.net
FAX 03-6807-9890
12月から試写会が始まる予定です。
パレスチナからファトヒさんがやってくる
11月24日次の催しがあります。お越し下さい。
会場で、広河さんの、「壁」の写真の展示もします。
パレスチナからファトヒ・クディラートさんという青年が来日し、
スピーキングツアーを実施します。その名古屋版です。
◆ と き 11月24日(土) 13:30から16:30
◆ 場 所 名古屋YWCA ビッグスペース
地下鉄「栄」東口5番出口 芸文センター向い
◆ 参加費 1000円
分離壁(ブンリヘキ)。 水。 農園。 移動の自由。
生活にまつわる ほとんど全てのことについて、
今私たちのいるところからは想像するに難しい状況が
パレスチナには存在しています。
40年間ものあいだ、隣国(イスラエル)の占領下に置かれるとは
一体どういう状況をもたらしてきているのか、
パレスチナで生きるということがどういうことなのか。
パレスチナの人から直接聴けるとてもとても貴重な機会です。
国際貢献という言葉が大はやりですが
日本のパレスチナ支援は、中東和平に貢献しているのでしょうか?
現在、日本政府は「平和と繁栄の回廊」構想という計画を進め
ていますが、本当にその地の人々の願いに応えるものに
なっているでしょうか?
日本の国際貢献=JICAへの厳しい問いかけになるはずです。。
国際貢献の名のもとに、私たちの税金が
その地に生きる人々をむしろ苦しめる結果になっているなら
なんの国際貢献でしょうか?
お誘いあわせてぜひお越しください。
機関誌 2007.9発行号 P.6より
「広河隆一パレスチナ取材40年の全軌跡写真展~平和への呻吟」 会場での声(アンケートより)
たくさんのご意見をいただきました。(アンケート回答)いずれも書かれた方の率直なご感想に心打たれます。知らなかった、という言葉がたくさんありました。情報洪水と言われながら、大事なことが伝わらない社会なのだとも感じました。全部をご紹介できなくて残念です・・・・・・・写真展のあり方へのご忠告、ご注文もたくさんありがとうございました。今後の参考にさせて頂きます。
◆写真だけでなく、パレスチナ問題の概略のわかる展示かスライドがほしかった。地図、歴史的な流れなど (各年代多数の方から)
◆主観的なコメントをもとめるべきないかもしれないが「なぜ?」「どうして?」の疑問に答えて欲しい、と思った。( 20代)
◆アメリカ映画(ユダヤ資本)はナチスのユダヤ人虐殺についてこの半世紀伝え続けてきました。ところが同時進行(映画制作と)でパレスチナ人へ同じことをしてきたのですね。非常に大事な写真展だと感じました(59歳)
◆中東の問題について、あまりにも知らなかった自分にショックです。(30代)
◆あれほどの迫害を受けてきたユダヤ人が、他民族に対してなぜこれほどの迫害暴力を行なうのか。 英米の欺瞞に怒り (70代)
◆今まで、ニュース報道に接していても何が問題なのか、正直わかりませんでした。この写真展で少しわかりました。 (30代)
◆観ている間ずっと「どうしてなんだろう?」と思い続けていた。この現実を「私の暮らしと関係ない」と一蹴することは簡単だ。興味ももたず、見ないふりもできるかもしれない。でも、でも・・・・。 (10代)
◆古い写真も少し傷のある写真も並んでいたことで、真実を感じました。いかに美しく撮るか、という写真展ではないのでむしろそれがよい、とも思いました。年月を経るほどに子どもの表情に笑顔が少なくなっていく、それだけで情勢の悪化がわかりました。(20代)
◆キャプションに、戦争の理由がいつも「(ガリラヤの)平和のためだった」とありました。「それは、おかしいだろ!」って大声で言いたくなりました。 (18歳)
◆「すぐ隣にいる人が殺される」とか「虐殺」とか、言葉は知っていても、実は知っていなかった、と感じました。そんな環境の中で、あの人たちは何を考えて生きているのでしょうか。 (20代)
◆アメリカ、イスラエル、それに加担する日本。ほとんどの人は知らないか、知ろうとしないか、知っても他人事。もっと多く人に知らせたい。(60代)
◆新聞に載っていた写真を観て、ここへ来なければいけない、という気持ちになりました。テレビなどの見聞で知ったつもりでしたが、本当は何も知らないのだ、と思いました。今、私に何ができる、とはいえないけれど、写真で見た人たちを忘れることはないだろうという気はします。 (40代)
◆普通に生活していた村が、消えてなくなってしまう、私の今の生活では想像もできません。2003.6.26撮影の男の子のことがとても気になります。幸せになって欲しい、心からそう思います (20代)
◆2006年、という写真も有り、まさに現代、いま起こっていることなのだと、改めて実感しました。60年前に起こったことと、今起こっていることが、その惨状において何も変わっていないということにショックを受けました(60代)
◆パレスチナの地は豊かな地で、長年パレスチナ人は村々で農業を営んで平和に暮らしていたのに。最後の方の廃墟となった村の写真には一層胸が痛みました (40代)
◆ほとんどの人と同じように、僕も、パレスチナ問題は、「暴力の応酬」、「どっちもどっち」、と思ってきました。この写真展をみて、そうではないのだ、そういう見方は間違っていたのだ、とはっきり分かりました。 (30代)