最近簿記の本を読んで気が付いた
人生を損益計算書にしたら、
介護は確実に負債だ
介護のために犠牲にする、時間、労力、
日本人が生産性悪いみたいなのもよくあるけど、
こんなんでGDPなんてあがるわけないぜー
今時、介護をまったく経験しないで一生を終えられる人って
ほとんどいないんじゃないかね??
私が介護の話をすると
わかるーといって
盛り上がっちゃう人ばっかりです
簿記の負債と違うのは。
認知症介護は
相手は消耗しない怪物なのでまともな人には耐えがたく
日々ストレスを与えられること
そして、終わりがみえないこと(←これは最大の違いだわ)
今日もまた認知症母から、
私はいつ帰れるのか?の電話があったので、
よおく、壁にはってあるのをよんでみよう。理由がかいてあるよね?といいつつ
あとはわからないことを前提にとにかくしゃべりまくった
私:酸素をつけての生活かできないと戻るのは無理で、ドクターからもそういわれています。
リハビリは記憶にないかもですけどやっています、やっていないと施設の人がつかまりますから。
酸素は普段はいらないのですが、リハビリやると低酸素になり必要になるそうです。
なので酸素をつけての生活が完璧にできないと戻れません。
頑張ってそこまで回復するか、酸素の管理を習得しましょう
これらをわーわーわーととめどなく話し続けます
本人の理解力は。
”今は酸素つけてないし、なんでもできるもん、帰れないわけない”
まあ、現状認識までが
認知症的に理解の限界なのです
なので、とにかく大切なのは。
相手にされていないと思わせない程度には相手にする(←喪失感が増さないように)
で、用事があるといって電話をきる。
今日もまたドイツとの会議ってことにして、時差があるから夕方なのよ、じゃあね、もうすぐ始まるから、
といって電話をきりました
と、ここまで書いて気が付いた
私ってとっさに嘘をつくことが上手になっているんじゃない
負債をかかえつつも小さな利益をみつけていくこと。
が、介護を続ける秘訣なのかもね