僕の推し、それは愛民さん。


昭和歌謡、ミュージカル、そしてシティポップが大好きな、京都や滋賀を中心に活動する「歌を演じる」シンガーソングライターであり、ご自分の地元・滋賀県のラジオ局『えふえむ草津』にて2本の冠番組を担当されています。


2023年3月、その2本の内金曜日にご担当の番組オンエア直前に、何とあの『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』(以下、『充電旅』) のアポなし電撃訪問を受けて、後日5月での本放送にて番組前半の収録模様が紹介されました。


個人的には、それからの愛民さんはライブへのご出演が格段に多くなったような気がしています。


九州は福岡市在住の僕は、ラジオこそスマホで手軽に楽しく聴けるのですが、ライブとなるとなかなか手軽には参戦出来ません😢


そんな時、先日5月26日 (日) に愛民さんも出演された名古屋・八事イオンでのライブが、何とフルでYouTubeにアップされていました!


https://www.youtube.com/live/fn9Yibnh3Jo?si=-ZJwdbo5gc1nmFno


愛民さんは、1:42:28から満を持してご登場!


披露されたのは全部で5曲、時間にして25分弱でした↓


①レディバタフライは誘惑する

②スカーレットで珈琲を

③Love melody

④イミテイション・ゴールド (カバー)

⑤電脳仮想空間



愛民さんのオリジナル曲に加えて、4曲目はお得意の昭和歌謡から、山口百恵さんの『イミテーション・ゴールド』をカバー。


以下、僭越ながら僕の感想です:


【①レディバタフライは誘惑する】

愛民さんの1stミニアルバム『リリーベル・シアター』のトップを飾った記念の曲。愛民さんを初めて知った、2017年オンエアのとあるインターネットラジオ番組にゲスト出演された時も、この曲で始まりました。


他の動画で、数種類のヴァージョンを視聴して来ましたが、今回のが一番好き!振り付けも、回を重ねる毎にアレンジを加えて進化しているのが分かります。


歌い出しの「〽︎お・い・で・なさぁい」は、前述の『充電旅』でも出川さんにおねだりされて披露それていました。その時も、普段のふんわりトークから一転してのパワフルボイスに、改めてびっくり。


なおかつ、今回の愛民さんは少しハイトーンだったかも?


どこか山本リンダさんの「アクション歌謡」を彷彿とさせる、パンチが効いてなおかつ色香も十分な一曲での幕開けでした!



【②スカーレットで珈琲を】

4thミニアルバム『星空アンティーク珈琲』からのメインナンバー。一瞬のイントロ後すぐにサビが始まるという、愛民さんの楽曲にしては珍しい出だし。


こちらも前曲に続いてややアップテンポ、かつしっとりと語りかけるようなメロディもあり (流石は「歌を演じる」愛民さん)、緩急自在なストーリー展開。


ところで、この曲の見どころは間奏。


ここで愛民さんは無声での演技チックな振りをちらっとするのですが、これが実に艶っぽいこと!ぜひ、TikTok版と併せて観ることをお勧めします。


19時に珈琲店での待ち合わせに、はたしてあの人は来てくれるかな?そんなドキドキソワソワ感。


余談ですが、何を隠そう不肖この僕も、学生時代に同じ経験をしたことがありました (苦笑)。あの時の珈琲の苦味と酸味、そして段々と程よくぬるくなって行く温もり…は、今でも覚えています。



【③Love melody】

2ndミニアルバム『月曜日の昼下がり』からのメインナンバーにして、愛民さんご担当の冠番組『愛民のLove melody』(えふえむ草津/月曜日13:00-14:00生放送、火曜日2:00-3:00再放送、土曜日21:00-22:00再々放送) のテーマソング。


なんでも、番組開始当時は演奏のみのインストゥルメンタル曲で、その後しばらくして愛民さんが作詞して曲に乗せて、ライブでも披露するようになったとか。


ちなみに、番組OPではインストゥルメンタル版、EDでは歌詞付きの完全版が使われています。愛民さんのラストコール「さよならぁ」で終わる月曜日の昼下がりは、次の番組のジングルまで愛民さんの歌声が優しく続きます。


僕が好きなのは、「気まぐれ気ままなティータイム」という歌詞。晴れていてもたとえ雨が降っていても、月曜日の昼下がりに淹れる紅茶や緑茶というのも、なかなかどうして乙なものですね。


前の2曲とは打って変わって、優しく可愛い声色でのふんわり愛民さん。何曜日に聴いても、愛民さんに元気付けてもらえます。



【④イミテイション・ゴールド(カバー)】

さて、ここで雰囲気が変わります。愛民さんが愛してやまない昭和歌謡のカバー曲の登場。


今回愛民さんがセレクトされたのは、山口百恵さんの『イミテーション・ゴールド』(1977)。作詞・阿木燿子さん、作曲・宇崎竜童さん、そして歌うは百恵さんという、1970年代のゴールデントリオによる楽曲です。


実は、愛民さんのオリジナル曲以外のカバーを聴いたのは、これが初めてでした (昨年12月に京都駅内で開かれたミニライブで、クリスマスソングを披露するTikTok動画と合わせて) 。


楽曲に元来備わっている完成度の高さに、愛民さんの確かな実力が加えられると…。


これがまた、百恵さんご本人かと聴き紛うほどの圧倒的なパワフルボイス!その迫力、その豊かな表現力は、まさに愛民さんの本領発揮ですね。お見事のひと言!



【⑤電脳仮想空間】

さあ、今回のライブの最後を飾るのが、2曲目の『スカーレットで珈琲を』に続いて、4thミニアルバム『星空アンティーク珈琲』収録のこの曲。


愛民さんご本人も「珍しい」とコメントされている、ディスコソングなのです。


何でもこの曲、愛民さんのラジオ番組に何度もゲスト出演されている、シンガーソングライターの崎谷健次郎さんへのリスペクトソングなのだとか。


彼のライブで、ある曲の中で「手振り」をすることがあったということにも、大きなヒントを貰われたそうです。


そんなこのその曲、歌詞にも随所に登場する単語のような宇宙空間をイメージした、実にポップで心地良いリズムのイントロから始まります。


そして、曲全篇を通して愛民さんの声色もとにかく明るく軽やかで、ここでもまた嬉しい驚きを禁じ得ません。


さてさて、フィナーレを飾るこの曲には、実は一つのポイントがあるのです。


それが、前述の崎谷健次郎さんに倣っての「手振りタイム」。曲の中盤そしてラストで登場します。


愛民さんのレクチャーで、簡単な振付が紹介されるのですが、やり方はちょうど自動車のワイパーのように、ステージ上手から下手へ半円を描く感じ。


残念ながら、動画のカメラアングルからは見えませんでしたが、観客の皆さんもきっとノリノリで手振りをしながら、大いに盛り上がっていたことでしょうね。


最後の手振りも終わる頃、愛民さんからのご挨拶が。そして、次に登場する伊谷亜子さんの紹介を忘れずにきちんとされていたのは、やはり愛民さんらしい心配りで流石でした!


こうして幕が降りた、およそ25分弱の楽しいひと時。僕にとっては、実に有難い贈り物🎁となりました。


実はこの日、僕の誕生日なのでした🎂🎉


愛民さん、嬉しい一日を有難うございました😊次は、愛民さんのライブで直接お話ししたいものです!