昔からクラシック音楽はかなり聴いているのですが
やはり古典はいいなあ、と感じることがあります。
例えばいま、『失われた時を求めて』(プルースト)を読んでいるのですが
作家がその作品を書いていた時代(1908〜1922)
作家がその作品中で「私」に語らせている時代(19世紀末から20世紀初頭)
に、パリやフランスの地方で流れていたであろう音楽を耳にするたび、また作品が奥深くなったように感じられるわけで
たかだか100年ほど前の作品を味わうとはいいながらも
時代の変化にあらためて驚いたり
逆にこの時代に行けたらどんなだろう、と想像を逞しくしてみたり
「小説の味読」が二倍にも三倍にもなるような気がしています。
他人ごとだと思って楽しむのではなく
少しでも(あるいはすっかり)その時代を「生きている」つもりで、この無呼吸で25メートルプールを何往復もさせられるような作品に立ち向かう。
そう、ぜひ、プルーストを読みながら
ワーグナーやサン=サーンスやドビュッシーやベートーヴェンを聴くことを
おすすめしたいと思っています。
(まだ文庫本全10巻のなかの3巻目の途中なんですけどね 笑)