10月10日、議員会館にて、資源エネルギー庁（略称：エネ庁）の企画官から

話題の「シェールオイル」についてレクチャーを受けました。

10月3日、石油資源開発が、秋田県由利本荘市にある

「鮎川油ガス田」の地下1800mから、岩盤に含まれる

新型原油「シェールオイル」の試験採掘に成功したことが報道されました。

衆院経済産業委員会理事としても、この試掘には大変期待をしていました。

しかも、秋田県にその資源が豊富にあると期待されており

秋田県人としても胸が高鳴る思いです。

「シェールオイル」とは

シェール（頁岩（けつがん））と呼ばれる、従来は開発が困難であった硬い岩石の層に含まれる

原油で、非在来型資源の一種です。

現在、本格的な商業生産が行われているのは北米のみです。

米国ＤＯＥのレポートによれば、北米におけるシェールオイル資源量は、約332億バレルと試算されています。

ちなみに、米国の年間石油消費量約70億バレルですから、シェールオイルの資源量は、約5年分に相当します。

我が国では、北米西海岸地域のシェール層とよく似た地層が、秋田県の女川（おんながわ）層と呼ばれるところに

存在しており、非在来型資源の賦存が確認されています。

シェールオイルの生産方法は、水平杭井や水圧破砕が米国式ですが

日本では、既存の井戸に酸処理を施し、シェールを溶かし、原油の通り道を確保して

原油を採取する方法で石油資源開発(株)とＪＯＧＭＥＣが行っています。

しかし、油田ごとの地質構造が異なっていることから、様々な技術を最適に組み合わせることが

必要だそうです。

始まったばかりのプロジェクトで、まだまだ技術開発に投資をしなければなりませんが

未来の人類の為にも、貴重な資源を開発してプレゼントできればと思います。

私たちは、すでに「石油」という貴重な資源を消費させてもらっていいますが

この資源を少しでも多く、未来の人類にのこさなければなりません。

その為には、政府としてしっかりした投資を行うとともに

優秀な技術者も育てていかなければなりません。

私は、資源のリサイクルと省エネ、そして環境汚染対策を協力に推進して参ります。

その中で、新なた産業そして雇用も創出できると確信しています！

秋田の油田！？