２０１０年９月１８日

今年もやって来ました、ＳＢ群馬大会。

ただ、Ｕ太郎はエントリーはしていたものの、野球の公式戦があり、残念ながら欠場です。

公式戦とは言ってもローカルなリーグ戦ですから、こっちを欠場させちゃおうかとも考えましたが、現在、チームは相手に恵まれたこともありますが、３戦全勝で好調な上、今日の相手はこれまでの相手と違って手強く、楽には勝たせて貰えそうにはありません。外野の要のＵ太郎が抜けたのが原因で負けちゃったりしたらチームの勢いが殺がれてしまいますから、やっぱり休ませるわけには行かないと判断しました。

そんなわけで、今日はアッカだけの参加です。

会場に到着すると、例年、参加者でごった返している受付がなぜかスムーズ。受付に置いてある参加者の名簿を見ると、妙に少ないのに気付きました。係りの女性にエントリーの状況を尋ねると、２年生女子は２４人とのことでした。それを聞いた瞬間

　しまった！

と、思わず舌打ちしてしまいました。と言うのは、大会が迫っても気乗りがしなさそうなアッカを釣るため、大盤振る舞い気味のニンジン作戦を仕掛けていたからです。

昨年は４位入賞したアッカですが、今年は６分４０秒台が出せれば御の字と言うところで、入賞はかなり難しいだろうと見ておりました。しかし、参加者が大幅に減ってはチャンスが出てきます。

かなり大胆なご褒美を提示した上位入賞（メダル圏内）も想定しなければなりません。思わず自分のお財布を覗き込んでしまいました。

アップにいそしむアッカです。さすがにガキンチョは体が柔らかい。

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開会式が始まると、私の懸念は確信に変わりました。

　参加者が...。すっ、少ない。少なすぎる

だって、これですもん。

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数を数えたらたったの１０人。もちろん、開会式をパスする選手もいますから、実際はもっと多いのかもしれませんが...。因みに、昨年のこのクラス（２年生女子）の完走者は悪天候にもかかわらず３２人。一昨年は５４人ですから、今年はいったいどうしたと言うのでしょうか。受付の女性は近隣の小学校の運動会の影響だと言ってましたが...。参加者が少ないのは２年女子だけでなく、全ての種目で例年の１／３から１／４です。

さあ、こうなるとアッカの目が輝いてきました。ひょっとすると優勝もあり得るかもしれません。まかり間違ってそうなったら、ご褒美は

　「シルバニアファミリーのお家セット」定価￥9800也。

財布を覗いて血の気が引いて行くのをひしひしと感じました。

とりあえず、１０位以内だったら何らかのご褒美という当初の条件を、何とか「やっぱり入賞以上ね」と言うことで納得させました。情けねえぇ。

何はともあれ、いよいよ２年生のスタート。

出走者は、男子も含めて、

たった、こんだけ～～っ！

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もう、こうなったら優勝しちゃえアッカ！

つか、お前の実力じゃこのチャンスを活かさないと表彰台の一番高い所には絶対立てないぞ！

男子に次いでスタート！

スタートダッシュでは出遅れて後ろの方に置いて行かれました。人数は少ないけど、周りはそれなりの実力者なのでしょうか？やっぱり優勝は無理かとがっかりする反面、高額なご褒美は無くなったなとホッとした気持ちで複雑でした。

選手たちが競技場を出て行くと、私も競技場を出て、いつもの外周でカメラを構えます。例年は応援の父兄が多く、場所の確保も大変なのですが、今年はカメラを構えて我が子を待つ人達も疎らです。寂しいなあ。

男の子のトップ集団が走り過ぎ、赤いゼッケンの女子のトップが走ってきました。競技場をトップで飛び出した子です。残念ながらアッカじゃありませんでした。２位の姿はまだ見えず、独走態勢です。

アッカは何位で来るだろう。と思った時、また一人女の子が姿を見せました。見慣れたクセのある走り方は間違いなくアッカです。

アッカが２位で走ってきました。

後ろには後続の選手はまだ見えません。

　アッカ～～っ！そのまま行けぇ～～っ！

１位の子には届きそうにありませんが、スタミナ切れで失速しない限りまず２位は堅いでしょう。

アッカは競技場に入っても失速することなく、男の子たちをかわしながら、２位でゴール！

ただし、タイムは７分０１秒と、決して褒められたものではありませんでしたが（昨年より遅い）、それでも２位は２位。ニンジン作戦による当初の約束で、￥3500相当のご褒美ゲットです。勝ち誇ったような顔をして戻ってきたアッカを見つめ、つくづく思いました。マッタク、この娘は、

　ツキが太い！

さて、今日はＵ太郎がいないので、我が家のレースはこれで終わり。閉会式まで間が空いてしまいます。

隣の野球場では中学生らしい軟式のチームが練習をしており、そっちを観に行こうかなと思いましたが、やっぱりちびっ子ランナーのレースが気になり、結局６年生まで全部観てしまいました。

特に６年生男子は、Ｕ太郎とも何度か対戦したＫ市のＴＮ君がエントリーしているのを名簿で確認しておりましたので、恐らくぶっちぎりで優勝するであろう彼の走りに注目しました。

しかし、レースは思わぬ伏兵がいて、最後まで競り合った挙句にＴＮ君が破れました。優勝は同じＳ県のＦＳ君。陸上もやっているサッカー少年だそうですが、正直今まで知りませんでした。タイムも１０分２１秒と堂々たるものでした。

レース後、敗れたＴＮ君が勝者ににこやかに握手を求め、好敵手同士ががっちり握手。

　カッコイイ

と、マジで思いましたねえ。こういう場面に感動できるのもスポーツ観戦の醍醐味ですね。Ｕ太郎も連れて来たかったなあ。

全学年のレースが終わって、閉会式。２年生女子の表彰では、アッカが２番目に高い表彰台に上りました。誇らしげなアッカ。参加者が少なかったのは残念だったけど、良かったね。

アッカの次の挑戦は、１１月の矢板高原マラソン２ｋｍの予定です。

SB群馬大会2010