広瀬隆は、放射線量が距離の2乗に反比例するのを安全ではなく、逆に怖いと言う。


(例)1メートルで1の被曝量とした時、2メートルなら、2×2=4の反比例、つまり1/4の被曝量。3メートルなら、3×3=9の反比例、つまり1/9の被曝量。


理由は、内部被曝、つまり放射線物質が体にピタッとくっ付くのは、ミクロン単位になって距離1メートルの1兆倍(1000000ミクロン×1000000ミクロン)の被曝量になるからだと言っている。これが本当か検証してみよう。


世界一放射線量が高いと言われるガラパリ黒砂ビーチの地表5センチ地点の被曝量は毎時30マイクロシーベルト。


そこで寝そべっている人は、5センチの距離で毎時30マイクロシーベルトの被曝量の砂が体にピタッとくっ付いている訳だから、ミクロン単位になって距離5センチの25億倍(50000ミクロン×50000ミクロン)の被曝量になるはず。


という事は、1時間その砂浜で寝そべっていた人は、30マイクロシーベルト×25億倍=75000シーベルトの被曝量になるはず。


7シーベルトで全員死亡と言われているから、75000シーベルトは瞬殺レベル。10分の1の6分寝転がっていただけでも7500シーベルトで完全死亡レベル。その10分の1の36秒寝転がっていただけでも750シーベルトで完全死亡レベル。その10分の1のたった3.6秒寝転がっただけでも75シーベルトでやはり完全死亡レベル。


つまり、ガラパリ黒砂ビーチの砂がピタッと一瞬くっ付いただけでも死ななくてはいけない。


結論:広瀬隆の言う、「内部被曝は1メートルの距離の1兆倍の被曝量」というのはトンデモないデマである。


福島の生産者は広瀬隆を許してはいけない。この男が事実とかけ離れたデマをでっち上げ、あなた方の生計をぶち壊しているのである。


広瀬隆と全く同じ手順で私が示した具体例を見れば、内部被曝が1メートルの距離での被曝の1兆倍の被曝量というのは真っ赤な大噓である事がご理解頂けよう。




問題の動画





ガラパリの黒砂ビーチ