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 地位も名誉も金も持て余した豪族達が作り上げた楽園、地下三百メートルに位置する闘技場。ここでは毎晩セックスによるバトルが繰り広げられていた。

ここでは賭けが行われ、一日に数億単位のお金がやり取りされるのも日常茶飯事だった。

そして今日一人の選手が新たに登録されるのだった。

「今日のクラッシャー松本の対戦相手見ましたか? まだ学生のようでしたよ。可哀想に売人にでもさらって連れてこられたのかね」「今日最初の廃人は彼女で決まりでしょうね……。気の毒に……」

クラッシャー松本。身長二メートルを越す巨体に腕の様に太く長いペニス。今までこの松本と呼ばれる男に壊された女は数しれない。この地下闘技場でまだ敗北を知らない強者だった。

地下闘技場では下級層、中級層、上級層、最上級層と分けられ試合が組まれていたが、クラッシャー松本は選手登録したのが最近だった為下級層に位置されていたが、中級層の人間達でさえ戦うのを躊躇する為、対戦相手探しに手間取る程だった。

「うほうほ! 久々に獲物との戦いだぁあ! また僕ちゃんが壊してあげるん!」

下級層の控え室兼寝室の一室で男が声を輝かせていた。控え室は生活に必要な物が全て備わっていて、食事も下級層でも地上では食べられない様な豪勢な物が用意されており、一人では広すぎる程の部屋が与えられているのであった。

壁は大理石で出来ており、壁には高級そうな絵画等が飾られていた。そしてこの部屋の隣では一人の女の子が俯いていた。

「うるさい声がここまで響いてる。防音室って聞いてたけど凄い声ね」

少女はピンク色のセーラー服を纏っていた。髪は膝下まである茶色の癖の無い綺麗な髪で顔は薄化粧で童顔だった。ただ目鼻立ちははっきりしていて、体型も胸は小振りな物の無駄な肉も無く、誰もが認める美少女であった。


それから一時間して少女の部屋に設置されている、電話に闘技場の東門で準備するようにと連絡が入る。

するとベッドの上で座っていた少女は立ち上がり、部屋を出る。扉を開けるとそこにはスーツ姿のサングラスを掛けた男が立っていた。

「玲奈。お前のオッズは百倍以上だ。神崎様はお前に十億賭けている。失敗はするなよ」

「ふぅ……」

「聞いてるのか?! 一応言っておくぞ、今日お前が戦うのはクラッシャー松本と言って、もうこの層では敵無しの強さを誇る巨人だ! 油断してたら負けるぞ! そうなったらお前の利用価値等無い! そしたらお前は死ぬ事になる!」

「声がでかいわよ。……それにその台詞も聞き飽きたわ」

「き、貴様!」

「到着みたいね。……行ってくるわ」

三メートルはあるであろう巨大な扉がゆっくりと開けられる。すると大熱狂の六角形の巨大な舞台が用意されていた。その周囲を観客席が埋め尽くしていた。聞いてはいたがその光景は少女の予想を遥かに超えていた。

(この世の腐った物の集合体ね。……あれが対戦相手か)

少女の目にとまったのは、自分より遥かに巨大な人間だった。クラッシャー松本戦は人気があるだけあって、観客達の盛り上がりもピークだった。観客達が求める物。それは松本が対戦相手が気絶しても続ける破壊行為だった。

「やれクラッシャー! お前の試合が見たくて俺は毎日来てるんだ! そのガキもめちゃくちゃにしてやれ!」

その声援に応える様にクラッシャーは声を唸らせ、自慢の筋肉を見せつける。そして服を破き捨てふんどし姿になる。

「誰がこんな組み合わせを予想したでありましょうか?! デビュー以降負け無しのクラッシャーの相手は高校に入学したての玲奈選手! 勿論この戦いがデビュー戦だ! 大人と子供の戦いに違いは無いが、これはもう試合をするまでも無い位の差だ!」

そしてゴングがなるとクラッシャーは駆け出す! 
だがクラッシャーは玲奈の姿を見失う。
闘技場は広いと言っても隠れる様な障害物なんて無い。クラッシャーは辺りを見渡す。

すると何処から現れたであろうかわからない玲奈に背後を取られていた。

「鈍いわね。それと服を破いてくれてありがとう。手間が減ったわ」

蛇の様な鋭い動きで玲奈の腕がふんどしの中へ消えていく……。
その瞬間クラッシャーはふんどしを千切り飛ばされ、ペニスを顕にしていた。そのペニスを玲奈は握り締める。

目で見てもわからないほどの細かい振動が片腕程あるペニスを圧迫する。
根元から先端に掛けて搾り取る様な細かな動きであった。

「な、何者なのねん?! うっ!?」

クラッシャーが身震いすると尿道口から大量の白濁液が放出される。全精力を抜き取られる様な感覚にクラッシャーは膝を付く。そしてカウントが取られる。

闘技場のルールでは男は十秒以上ペニスが立たないでいるとTKO負けになる。

クラッシャーはクラクラ頭を揺らしながらも、自分の指でペニスを立たせて立ち上がる。

そして七の数字でカウントが止むと玲奈に抱きつく!

油断していた玲奈とクラッシャーの形勢逆転。
さっきまでお通夜の様だったギャラリーが湧き上がった!

「クラッシャー! 俺はお前に全財産賭けてるんだ! このまま小娘を玩具にしちまえ!」

「はぁはぁ……。捕まえたぁ……。今度はたっぷりお返ししてあげなきゃね!」

「うぁああああああああ?!」

男とも女ともとれない断末魔の様な叫び声が響き渡る。
その直後クラッシャーは玲奈に体を預ける様に倒れこむ。

玲奈は抱きつかれると同時に、クラッシャーのペニスの根元を握りしめていたのだった。

握ると言ってもただ握ったのではない。搾乳機の様にカリ首から先端にかけて、絞るような手捌きを見せたのだった。そして悲鳴がこの勝負の決着となるのだった。

翌日玲奈は下級層に位置する自室のベッドの上で天井を見つめていた。

その横では昨日玲奈に罵声を浴びせたサングラスの男が、アタッシュケースから札束を玲奈の隣に並べて行く。

「要らないわよ。……それより次は何すればいいわけ?」

「落ち着け。取り分けは渡さないと神崎様に怒られるからな。……それにしても流石だったな、昨日の夜は」

その言葉に玲奈は深い溜息をついて「あなた達がそうするように作りあげたんでしょ」と漏らす。

玲奈の強さは天性の物では無い。

「まぁ、そう言うな。それより昨日来たばかりで悪いが、この部屋とは今日でお別れだ。……お前が昨日の勝負で、下級層には敵がいない事が明らかになったわけだからな。ちなみに中級層にも敵がいない。ただ女の中級層は少ないからお前は希少な訳だ」

「で?」

「中級層でお前を犯したい奴がたくさんいるみたいでな。賞金百倍がけで勝負すれって奴が何人もいる」

「は? 何であたしがそんな事しなきゃならないのよ」

「また一から説明させるのか?!」

「わかったわよ。倒せば良いだけでしょ? ……やるわよ」

この日から玲奈は中級層の人間達を軽々と倒して、気が付けばセーラー服一枚破られることなく、百連勝と言う前代未聞の記録を積み上げていた。そして最上級層へと進むのであった。

そこは未知の領域と言われ、各国の大臣クラスのギャラリーだけが見物出来、賭けの存在しない純粋に観戦を楽しむ場であり、超人達が腕を競い合う場であった。