　　　まっすぐな道でさみしい

　　　　　　　　　　　種田山頭火

山頭火は“旅に生きた修行僧”といえば聞こえはいいが

実のところ托鉢で得た金で酒を買い飲んだくれた生臭坊主。

実家の破産、弟の自殺、尚且つ無職で奥さんとは離婚。

行乞に至るまでは、彼にしか分からないそれなりの理由があったのかと。

有名な『まっすぐな道でさみしい』の解釈については明るくない。

想像するに『さみしい』のは目の前にある『まっすぐな道』ではない。

曲がりくねっていようが、起伏に富んでいようが

どんな道であろうとも、彼にとってはすべて『さみしい』。

何故なら『まっすぐな道』とは

山頭火自身が歩んできた（さらにこれから歩んでゆくであろう）道に他ならないからだ。

閑話休題。

書いてるうちに『まっすぐな道でさみしい』を引用した理由を忘れたw

（よくあることだ）

夜が明けたら、知らない山へ。

《百聞は一見にしかず》（百聞不如一見）

自分の目で見たもの以外はすべて嘘。

本題と1mmも接点はないが《百聞は一見にしかず》には続きがある。

こんな風に続きます。

《百聞は一見にしかず》（百聞不如一見）

《百見は一考にしかず》（百見不如一考）

《百考は一行にしかず》（百考不如一行）

《百行は一効にしかず》（百行不如一効）

《百効は一幸にしかず》（百効不如一幸）

《百幸は一皇にしかず》（百幸不如一皇）

平たく纏めると

・いくら人から聞いても、実際に自分の目で見ないと意味がない

・沢山見ても、それを基に自分で考えなければ意味がない

・どれほど考えても、考えた事を行動に移さないと意味がない

・様々な行動を起こしたところで、一つでも成果を得られないと意味がない

・どんなに成果が上がったとしても、それが幸せに繋がらないなら意味がない

・個人の幸せが沢山あっても、全ての民のために行動しなければ意味がない

“意味がない”祭りだけど、別に“意味なんてなくったっていいじゃん”とも思う。

オリジナルは『漢書・趙充国伝』にある最初の（百聞不如一見）だけで

続きの「風が吹けば桶屋が儲かる」的に続くものは後世の創作らしい。

上手いなぁと思えなくもないが

一周回って最初の《百聞は一見にしかず》に戻るという落ちを期待した。

もっかい閑話休題。

台北の最高峰が七星山と知ったのは一ヶ月前。

ほぼ衝動。

その場でサイトから台北行きの航空券を予約。

「ゆっくり下調べすれば大丈夫！」

と、思っていたが、毎度の如く下調べなしで出発当日…。

今回も予習なしの旅。

さて。

仕事終了。

お疲れさま。

帰ってシャワー浴びて。

リュックに着替えを詰め込んだら…

行ってきます。

また来週。

良い週末を！

【天気は微妙】

06JUL(SAT) 09:55 NAGOYA CHUBU CENTRAIR INTL

06JUL(SAT) 11:55 TAIPEI TAIWAN TAOYUAN INTL

08JUL(MON) 17:10 TAIPEI TAIWAN TAOYUAN INTL

08JUL(MON) 21:05 NAGOYA CHUBU CENTRAIR INTL

＊飯店：洛碁大飯店山水閣（このホテルを予約）

【そして七星山。ここに行きたい！（行けるのか？）】

夜が明けたら出発です！