思うままの世界

”28才になった自閉症スペクトラム障害を

もつ息子”のおかん、ひろぷーです。

先日、同じ就労継続支援事業所のスタッフさんとご飯に行ったとき、教えてもらったドラマ

シェアハウスで同居する自閉スペクトラム症をもつ3人の若者と、そこに寄り添うヘルパーの女性と彼らの家族との物語。

これ、めちゃリアリティあります。

出演の3人は実際にASDをもつ俳優さんだそうです

超クレバーだけど発言や態度がストレート過ぎて仕事をクビになるジャック。

優しく繊細だけど不安と感覚過敏でなかなか外に出られず過食になるハリソン。

人懐っこいけれど人との距離感がわからず周りを思う通りにできないことに苛立つバイオレット。

そして、彼らに寄り添うことに喜びを感じながらも恋人に釣り合う自分になろうともがくヘルパーのマンディ。

ASDでも特性はいろいろ。困りごともいろろ。

ASDだから起こりうるトラブルや、あるあるにフォーカスするだけの話ではなく、主人公1人1人のキャラクターのチャーミングさに、クスッと笑えたり、胸がいっぱいになったり

また、主人公たちだけでなく、その家族たちが傷つきながらも成長していくストーリーが魅力的なドラマなんです。

私がじーんときたのは、バイオレットのお兄さんが、バイオレットとぶつかりながら、怒鳴り合いながらも、ヘルパーのマンディに本音を言うシーン。

「僕、バイオレットのためにちゃんとしてやりたくて。妹だし、愛しいし。なんだか、毎日腫物にさわるようにしてて。うまくやろうって。ほんと、心配ばかりだ。だれかに傷つけられたり、利用されたりしないか・・。」

わかるなぁ・・・。

びっくりするほど心が素直だから、見ていられないほど傷つきやすい。

でも、大人になればなるほど、家族が火の粉を振り払うことで本人を苦しめてしまう

こうやって家族や周りも成長していくんだなぁ・・と、夢中になって観ているとエピソード８まで一気見してしまいました

１話30分程度なので、サクサク観れます。おススメのドラマですよ。

２年前に書いた私の著書、

「発達障害の子育て２６年迷走記」は

コチラからご覧いただけます

ASD当事者が演じるドラマ「AS WE SEE IT～思うままの世界～」